「機動戦士ガンダム」ハリウッド実写映画化へ ─ 『パシフィック・リム』のレジェンダリー制作で

「機動戦士ガンダム」が、ハリウッドで実写映画化されることがわかった。株式会社サンライズが、『ダークナイト』(2008)『パシフィック・リム』(2013)『GODZILLA ゴジラ』(2014)などの米レジェンダリー・ピクチャーズと共同制作する。
Yasuo Miyawaka, Sunrise prez, showed up to announce a live action Gundam project from Legendary! It’s actually happening!!! #AX2018 pic.twitter.com/XE8EscjZ5y
— Evan Minto (@VamptVo) 2018年7月5日
米ロサンゼルスで開催の「Anime Expo 2018」にて発表されたとして、複数メディアが報じた。詳細については伏せられているものの、現地では報道機関・関係者向けにプレスリリースが配布されたという。
米Comicbool.comがその全文を掲載した。以下筆者訳:
「レジェンダリーとサンライズは、本日のAnime Wxpo2018にて、『機動戦士ガンダム』初の実写長編映画を共同制作することを発表いたしました。『機動戦士ガンダム』は、サンライズによる有名メカ・アニメおよびSFメディア・フランチャイズ。この10億ドルコンテンツは1979年に制作され、以来TVアニメ、漫画、アニメ映画、ビデオゲーム、プラモデル、玩具、小説、その他あらゆるメディアを包括して拡張を続けました。『機動戦士ガンダム』は登場後40年近く、玩具ライセンシーのバンダイナムコの収益を占めています。
オリジナルの『機動戦士ガンダム』シリーズは、人類が増えすぎた人口をスペースコロニーに移住させるようになった宇宙世紀が舞台。コロニーで暮らす人類は次第に自立を求め、地球の人類に対して独立戦争を挑みます。人間同士の紛争による哀しみと不和を経て、主人公のみならず敵や周囲の人々の成長がセンシティブに描かれています。この物語の戦闘に登場し、モビルスーツと呼ばれるロボットは広く知られています。
実写版『機動戦士ガンダム』の詳細は控えさせて頂きます。このプロジェクトは、レジェンダリー社とサンライズの共同クリエイティブチームから、ケール・ボーイターが指揮いたします。
レジェンダリーからは現在、三作の映画がそれぞれ企画進行中で、7月13日米公開『スカイスクレーパー』ほか、『 GODZILLA: KING OF THE MONSTERS』や実写版『名探偵ピカチュウ』がございます。『GODZILLA VS. KONG』も準備中です。」
「機動戦士ガンダム」は、1979年より放送された日本の誇る一大シリーズ。海外にも根強いファンを有し、ハリウッド映画界にも強い影響を与えた。第90回アカデミー賞で監督賞および作品賞に輝いたギレルモ・デル・トロもガンダム・ファンであることを公言しており、『パシフィック・リム』ではそのリスペクトを表現している。また、2018年にはスティーブン・スピルバーグ監督が『レディ・プレイヤー1』にガンダム(RX-78-2)を登場させていた。
この度のハリウッド実写化を統括するケール・ボーイターは、『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)などのプロデューサーとして知られる人物。ハリウッド実写版ポケモン映画『名探偵ピカチュウ』(2019)も手がける。
ガンダム、ハリウッドの大地に立つ!
Source:Collider,Comicbool.com