『機動戦士ガンダム』Netflixが実写映画化、『キングコング:髑髏島の巨神』監督が就任

日本の誇る超人気ロボットアニメをハリウッドが実写映画化する『機動戦士ガンダム(原題:Gundam)』の監督として、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)のジョーダン・ヴォート=ロバーツが就任した。あわせて、Netflixが製作を担当することも発表された。
実写映画版『機動戦士ガンダム』は、株式会社サンライズが『パシフィック・リム』(2013)『GODZILLA ゴジラ』(2014)『ゴジラvsコング』(2021)などのレジェンダリー・ピクチャーズ、Netflixと共同制作するもの。Netflixオリジナル作品として全世界で配信されるとみられるが、中国ではレジェンダリーの配給で劇場公開される予定だ。

現時点で実写版のストーリーは不明だが、オリジナルの『機動戦士ガンダム』シリーズは、増えすぎた人口をスペース・コロニーへ移住させるようになった宇宙世紀が舞台。コロニーで暮らす人類は自立を求め、地球の人類に独立戦争を挑み、やがて人間同士の紛争が巻き起こる。1979年の始動後、現在までメディアを超えて拡大を続ける超人気シリーズとなった。
脚本を執筆するのは、コミック『Y:THE LAST MAN』(誠文堂新光社)『サーガ』(ShoPro Books)のブライアン・K・ヴォーン。過去には「LOST」(2004-2010)「アンダー・ザ・ドーム」(2013-2015)「マーベル ランナウェイズ」シーズン1(2017)に参加した才能だ。製作総指揮のケール・ボーイターは、『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)『名探偵ピカチュウ』(2019)を手がけ、今後はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF大作映画『DUNE/デューン 砂の惑星』を控える。
監督を務めるジョーダン・ヴォート=ロバーツは、同じくレジェンダリー製作の『キングコング:髑髏島の巨神』に古今東西のポップカルチャーに対するオマージュを詰め込むなど、日本製ポップカルチャーへの造詣も深い人物。日本の人気ゲーム『メタルギアソリッド』の実写映画版でも監督に就任している。
Source: Netflix