『ザ・スーサイド・スクワッド』ジェームズ・ガン監督、今後もDC作品を製作へ ─ スタジオ幹部が認める

マーベル・スタジオの人気作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで知られ、最新作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でDCコミックスの仲間入りを果たしたジェームズ・ガン監督が、新たなDC作品を手がけることがわかった。以前ガン監督は、今後もDC作品の製作に前向きな発言をしていたが、このたびDC映画を統括するプロデューサーのウォルター・ハマダが認めた。
これまで活動の拠点をマーベル・スタジオに置いてきたガン監督は、完全オリジナルで新たに手がけた『ザ・ スーサイド・スクワッド』にて、DCコミックスに参入。本作のスピンオフ作品「ピースメーカー」以降も、新作に関する話し合いの場が持たれていることが判明していた。
今後のコラボレーションについては、ガン監督からのみ伝えられてきたが、このたび米The Hollywood Reporterにて、ウォルター・ハマダがこれが事実であることを認め、新作の存在も明かしたのだ。ハマダは以下のように述べている。
「ガンがやりたいと思ったことは何であれ、いつでも歓迎しております。彼にはビジョンがありますし、我々にとって最高のパートナーです。彼が戻ってきたいと思った時はいつでも我々には準備が出来ております。実際に彼は帰ってきますよ。計画されていることがもっとあるんです。」
ガン監督は、自身の知名度を押し上げたマーベルからは、2023年に公開予定の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』をもって離れる意向を示していた。先の通り、現在は『ザ・ スーサイド・スクワッド』に登場するメインキャラクター、ジョン・シナ演じるピースメーカーの新ドラマ「Peacemaker」シーズン1の製作に傾注している。また、このほかガン監督はマーゴット・ロビー演じるハーレイクインの単独映画にも興味を示しており、やはり今後の活動拠点はDCコミックスになってきそうだ。
とはいえ、『ザ・ スーサイド・スクワッド』でプロデューサーを務めたピーター・サフランが、「ジェームズは、DCとマーベルで働くことが問題ではないことを示した」と語っているように、どちらか1つのスタジオに身を置く必要もない。実際にガン監督は、両スタジオによるコラボレーションの可能性も模索しているようで、ハーレイ・クインと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのグルートのクロスオーバー案を構想していることも話題になっていた。
『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』は、2021年 8月13日(金) 全国公開。
Source: THR,Screenrant,Deadline,