ジェームズ・ガン、「またポリコレで白人キャラが黒人にされた」批判を一蹴「演技力で選んでるし、ほぼ紫のキャラだぞ」

近年、映画のキャスティングについてまわる「ポリコレ批判」。ポリコレとは「ポリティカル・コレクトネス=政治的な正しさ」の略で、社会の特定のグループに対して不快感や不利益を与えないようにするための政策などを指すものだ。映画においては、原作など本来の設定から、人種や性別などが変更されることへの意見や批判が目立つ。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』では、ジェームズ・ガン監督がこの手の批判にさらされた。同作では、アフリカ系俳優のチャック・イウジがハイ・エボリューショナリーと呼ばれるヴィランを演じるのだが、ガンが同キャラクターをInstagramで紹介すると、これを「ポリコレ」だとする攻撃的なコメントが寄せられたのだ。次のようなものである。
「まーた白人キャラを黒人に改変したのか……。なんで白人のままにできないんだ?せめて他のマイノリティを使えよ。例えばアジア人とか、ラテン系とか?(MCUにラテン系とアジア人って何人いるんだ?全部で5人とか?)それかインド人でもいいじゃん……。」
「そのうち、メインのヒーローやヴィランがトランスやホモセクシャル、ノンバイナリーに改変されるんだろうな。悲しいし情けない。演技力とか評判で起用されるんじゃなく、人種やポリコレで選んでるんだろうな。」
このコメントを見たガンは、自ら即レスで返信。「演技力で選んでます。役にベストな人材ってだけ。以上。チャック・イウジの人種がどうだとか、どうでもいい。だから、どうして彼が起用されたのかという差別的な推測はやめような」と一蹴しながら、「ちなみに、このキャラクターはほぼ紫色だからな」とも添えた。

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検索エンジンで“High Evolutionary”と画像検索すればわかるように、ハイ・エボリューショナリーは原作コミックで赤紫のスーツを着用したキャラクターだ。演じるチャック・イウジは、ジェームズ・ガン監督のDCドラマ「ピースメイカー」にも出演しており、そちらでの評価や交友あっての起用というのも大きいだろう。
ちなみにジェームズ・ガンは、ネットでの“レスバ”の名手でもある。例えば、「ジェームズ・ガンはヘンリー・カヴィルのことが好きじゃない」という批判的な文脈で書かれたコメントにもきちんと反撃。理不尽な書き込みに自ら対峙するタイプのクリエイターだ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日(水・祝)全国劇場公開。
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