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スーパーマン新映画が判明、ヘンリー・カヴィル起用されず ─ ジェームズ・ガン自ら執筆中

映画『バットマンvsスーパーマン:ジャスティスの誕生』のスーパーマン
© 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. TM & © DC Comics

ヘンリー・カヴィルスーパーマン復帰はひとまずの立ち消えとなったようだ。DCスタジオCEOのジェームズ・ガンは、現在スーパーマンの新作映画を企画中であり、カヴィルとは別の役者を起用する意向を明らかにした。

追記:ヘンリー・カヴィルもスーパーマン役に復帰できなくなったことを認めた

カヴィル、別れの言葉を発表

『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でスーパーマン/クラーク・ケント役を演じたヘンリー・カヴィルは長らく再演の予定が立たないままでいたが、2022年10月に復帰を正式発表。シリーズ続編への出演意図を明らかすると、スタジオでは脚本家の検討が進められた。

ところが復帰報道の翌日、DCユニバースではジェームズ・ガン&ピーター・サフランによる新会社「DCスタジオ」が設立され、全体構想を立て直す運びとなった。その影響で、カヴィル復帰の新作企画も暗礁に乗り上げていた

ガンは、「新年(2023年)の初めには、最初の企画に関するエキサイティングな情報をお届けできることになりました」とツイート。「その中にはスーパーマンもあります。現在は初期段階で、物語はスーパーマンの人生の初期に焦点を当てるものとなります。ですから、ヘンリー・カヴィルによって演じられることはありません」と表明した。

「ただ、ヘンリーとは素晴らしいミーティングを行いました」とガンは続け、「我々も大ファンですし、将来ご一緒できる数々の楽しい可能性についても話し合いました」と説明している。

心機一転のヘンリー・カヴィルが『マン・オブ・スティール』新章を紡ぐことが期待されていたが、ここに来て事態は急展開を迎えた。ガンの説明によれば、新たな俳優を起用するスーパーマン新作企画は、映画であり、脚本はガン自身が執筆中。オリジン映画にはならないとされる。監督は現時点で未定とのことだ。

カヴィルはスーパーマン役の復帰を喜び、新作ではキャラクターの「希望と楽観主義、そして喜び」を望みたいと話していた。過去作を手掛けたザック・スナイダー監督も「今後、また一緒に仕事できることが楽しみです。そして君は、もちろん、史上最高のスーパーマンだよ」と祝福していた。カヴィル復帰をスタジオ幹部に持ちかけた1人であるドウェイン・ジョンソンも「彼こそが当代最高のスーパーマン」と称賛している

カヴィルのスーパーマン再演は、結局すぐには叶わないこととなった。ガンが企画中であるという初期のスーパーマン映画が、カヴィルが演じた物語の前日譚となるのか、それとも別のユニバースとなるかは現時点で不明。2023年初頭に何らかの詳細が発表されると見られる。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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