『ゴジラvsコング』監督、今後のモンスターバースに「徹底的な怪獣映画」希望 ─ 「人間の出番は3割ぐらいで」

映画『ゴジラvsコング』は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする「モンスターバース」の現時点での集大成。本作のアダム・ウィンガード監督は、“もし実現するなら”とアイデアを提案している。
米Entertainment Weeklyにて、ウィンガード監督は「もしモンスターバースの新作映画が作られるのなら、初めての徹底的な怪獣映画にすべき」と語った。「人間の出番は30%くらいで、あとは怪獣。“この手の映画はこういうもの”という常識をひっくり返してほしい」。その背景には、監督自身が『ゴジラvsコング』で試みた挑戦への手応えがあった。
「『ゴジラvsコング』は、人間たちを放っておいて、怪獣に焦点を合わせるだけのシーンを作ることができた初めての映画だと思います。怪獣をほかの(人間の)キャラクターと同じように扱った。CG的にも、ストーリー的にも非常に画期的なことです。」
ウィンガード監督の作戦は功を奏し、本作は米国で公開されるや、観客の満足度調査に基づくCinema ScoreにてA評価を獲得。これはモンスターバースの過去作品が達成できなかった史上最高の成績だ。また、米Rotten Tomatoesの観客スコアも公開直後から95%前後の高評価となった。人間の出番を減らし、怪獣にフォーカスする“徹底的な怪獣映画”について、監督は「観客も心の準備ができていると思う」と言っている。
Sources: Entertainment Weekly, ComicBook.com