『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』キングギドラの「その後」どうなった ─ 『ゴジラvsコング』新情報が判明

ゴジラとキングコング、二大怪獣が激突する『ゴジラvsコング』は、モンスター・バースの前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)の5年語を描く物語。謎に包まれた前作の幕切れは、本作にどう繋がっているのか……。2019年3月に実施された撮影現場の取材から、思わぬ可能性が示唆されている。
この記事には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のネタバレ、および『ゴジラvsコング』のネタバレと捉えうる情報が含まれています。あらかじめご了承ください。

消えたキングギドラの首
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のクライマックスで、ゴジラはキングギドラを撃破し、“怪獣王”の位置に座する。ところが激戦の中、ゴジラによって食いちぎられたキングギドラの首は思わぬ者の手に渡っていた。ポストクレジットシーンでは、元軍人の環境テロリストであるアラン・ジョナ(チャールズ・ダンス)が、闇のマーケットに持ち込まれたキングギドラの首と対面し、「私が買い取る」と言い放ったのだ。
Den of Geekの取材では、『ゴジラvsコング』のとあるシーンのセットにて、60フィート(約18メートル)にわたるキングギドラの頭部の骨がコンピュータと人工知能に接続されていたことが判明している。さらに「超常出力(psionic output)」「生物力学(biomech)」との表示のほか、キングギドラの口につながる操縦席とヘッドセットも確認されているのだ。なお、取材されたシーンにはマディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)と少年ジョシュ(ジュリアン・デニソン)、エイペックスの元従業員バーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)が登場していたという。
劇中でマディソンは、ゴジラの不可解な行動には理由があるとの考えから調査を開始し、その背景に巨大テクノロジー企業・エイペックス(Apex)の存在があることを確信。同社を告発しようとするバーニーの助けを借りながら、ジョシュとともに“真相”へと迫っていく。あらすじと撮影現場の情報から想像するに、いまやキングギドラの首はエイペックスに、ひいては小栗旬演じる科学者・芹沢蓮に関係している可能性が高そうだ。そうだとすれば、予告編の時点で話題となっていた“メカゴジラ登場説”との繋がりも気になるところだが、もしかして……?
もっとも、現時点では『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のポストクレジットシーンに登場したキングギドラの首と、『ゴジラvsコング』の撮影現場で目撃された頭部の骨が同じものとは言い切れない。アダム・ウィンガード監督は「キングギドラはさりげない形で出現する」と登場を認めているが、果たして。
ちなみに前作の監督・脚本を務めたマイケル・ドハティは『ゴジラvsコング』で原案を担当。ドハティは前作が公開された2019年夏、問題のポストクレジットシーンについて「あらゆることに繋がっている」と証言していた。「キングギドラは地球の生物ではありませんから、存在するだけで生態系に影響が生じうる。キングギドラには再生能力もありますから、大きな波及効果、連鎖反応の可能性もあります」と。
Sources: Den of Geek, Collider