『ドラゴン・タトゥーの女』ドラマ化、ショーランナー決定

ルーニー・マーラら主演で2011年に実写映画化された『ドラゴン・タトゥーの女』の原作小説で、世界的ベストセラーである『ミレニアム』シリーズのドラマ化計画が俄かに動き出した。米Amazonがショーランナーを決定したことを米Varietyが伝えている。
現時点で原作や映画版の第1作と同じく『The Girl With the Dragon Tattoo(仮題)』と称された本作のショーランナーに就任したのはヴィーナー・サッド。MTVのリアリティショーや「コールドケース 迷宮事件簿」(2003-2010)、Netflixシリーズ「運命の7秒」などを手がけてきたベテランだ。また、デンマークドラマ史上最高視聴率を記録した「THE KILLING/ザ・キリング」を米AMC局にてリメイクした「THE KILLING~闇に眠る美少女」でも脚本、製作総指揮を務め、エミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされた実績も持つ。『ミレニアム』シリーズもスウェーデンの推理小説が原作となっているため、北欧系の作品をアメリカ版として発展させる手腕に期待ができそうだ。
2020年5月の初報によると、本企画は原作にも登場する“ドラゴン・タトゥーの女”こと天才ハッカー、リスベット・サランデルが主人公となる。小説や映画版の続編という位置付けでもなければ、その物語に沿った内容となるわけでもなく、現代を舞台に、新しい設定やキャラクターを導入して、新たなサランデルの物語を描く作品となるであろうと報じられているが、詳細なプロットについては依然として伏せられたままだ。
『ミレニアム』シリーズは、主人公リスベット・サランデルと記者ミカエルが様々な事件に足を踏み入れていく姿を描いた物語。これまでに何度も実写化されており、スウェーデン版ではノオミ・ラパス、ハリウッド版『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)ではルーニー・マーラ、『蜘蛛の巣を払う女』(2018)ではクレア・フォイがそれぞれサランデル役を演じている。
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Source:Variety