『ハクソー・リッジ』アンドリュー・ガーフィールド熱演!熾烈な戦場を捉えた、圧巻の本編写真公開
2017年6月24日(土)公開、映画『ハクソー・リッジ』より本編の場面写真が解禁された。メル・ギブソン監督、アンドリュー・ガーフィールド主演のタッグによる本作は、武器を持たずに戦場へ向かい、兵士たちの命を救い続けた実在の人物デズモンド・ドスの姿を描いた物語だ。
自然要塞「ハクソー・リッジ」にて、最も熾烈な接近戦
このたび解禁された写真には、物語のクライマックスとなる沖縄・前田高地での数場面が収められている。第2次世界大戦の激戦地となったこの場所は、150メートルを超える断崖絶壁で、のこぎりのように切りたった崖であることから、兵士たちに「ハクソー・リッジ」と呼ばれていたという。

いわば「自然要塞」であるこの崖に、兵士たちは網状にしたロープを張りめぐらせて崖をよじ登った。そこで彼らは史上最も熾烈な接近戦を強いられ、敵の攻撃によって次々と倒れていく。そんな過酷な状況の中、主人公デズモンド・ドスは断崖をたった一人で駆けまわり、モルヒネと包帯だけを持って75人もの命を救ったという。彼はハクソー・リッジに向かう前、必ず聖書を手に祈りを捧げていた……。

自らの命も危ぶまれるような戦場にいながら、ドスは敵・味方を問わず、ひたすら傷ついた兵士たちに手をさしのべて、崖の頂上から負傷者たちを降ろし続けていく。自らの身体が傷つく中、なぜドスは命を救い続けたのか、なぜ武器を持たなかったのか……。激しい戦闘の中、彼の葛藤と信念がやがて奇跡を成し遂げるのだった。

今回公開された写真からは、メル・ギブソン監督渾身の戦闘シーンや、その舞台となる前田高地の美術の一端がうかがえる。強い意志をもった男は、いかにしてこの戦場で命を救うことができたのだろうか? 映画のテーマを支える、監督こだわりのリアリティある造形からも目が離せない。
映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー。
(文:Takatoshi Inagaki)
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