『スター・ウォーズ』スピンオフ映画『ハン・ソロ』からフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督が離脱
若き日のハン・ソロを描く『スター・ウォーズ』のスピンオフ(アナザー・ストーリー)映画、『ハン・ソロ(仮題)』の製作からフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督が離脱することが判明しました。バラエティ紙でアレクサ・ステッドマン氏が伝えています。
#StarWars Han Solo film loses directors Phil Lord and Christopher Miller https://t.co/rLaKMYvej5 pic.twitter.com/rms6085Kmf
— Variety (@Variety) 2017年6月20日
『ハン・ソロ(仮題)』は2018年5月25日全米公開予定の『スター・ウォーズ』アナザー・ストーリー第2弾。『エピソード4/新たなる希望』の前日譚で、若き日のハン・ソロたちが悪党として活躍する様を描く作品です。ハン・ソロ役をアルデン・エーレンライク、ランド・カルリジアン役をドナルド・グローバーが演じるほか、エミリア・クラーク、ウディ・ハレルソンが出演予定です。
またフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督は『くもりときどきミートボール』や『LEGO®️ムービー』『21ジャンプストリート』など、ハイテンション&ハイテンポなコメディを得意とする監督コンビです。ファンや批評家から大変高い評価を受ける彼らがハン・ソロや『スターウォーズ』の世界をどう描くのか、非常に注目が集まっていました。
しかし、残念ながら両監督の作るハン・ソロ映画は見られないことになりました。
2017年6月20日(現地時間)、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディ氏とフィル・ロード、クリストファー・ミラー両監督が『スター・ウォーズ』の公式サイトで声明を発表。『ハン・ソロ(仮題)』で監督が交代することを明かしました。ケネディ氏は「私たち(スタジオと監督)が作品に対して異なる制作イメージを持っていることが明らかになった」、またフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督も「残念ながら、我々の制作イメージと進め方がこのプロジェクトのパートナーと合わなかった」とコメントしています。
どうやらスタジオ側の作りたい映画像と監督側の目指す映画像がマッチしなかったようです。アナザー・ストーリー作品の前作にあたる『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でも大規模な再撮影が行われるなど大きなトラブルがあったとされていますが、この件にも少なからず影響を及ぼしているかもしれません。
『ハン・ソロ(仮題)』は2017年2月に撮影がスタートしており、バラエティ紙によると現在も製作は続行中、2017年夏に数週間にわたる再撮影が予定されているということです。製作の内情に関しては今後なんらかの報道がなされることでしょう。とにかく、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の描くハン・ソロが見られないのが残念でなりません。なおケネディ氏は「次の監督は近いうちに発表する」としています。続報を待ちましょう。
Sources: http://variety.com/2017/film/news/star-wars-han-solo-movie-directors-phil-lord-christopher-miller-exit-1202473743/
http://www.starwars.com/news/a-message-from-lucasfilm-regarding-the-untitled-han-solo-film
Eyecatch Image: https://twitter.com/Variety/status/877308374802550785