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「ハンニバル」新シーズン実現、脚本家は「希望感じている」

マッツ・ミケルセン主演、ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」(2013-2015)のシーズン4製作に向けて、脚本・製作総指揮のブライアン・フラーが再び前向きなコメントを繰り出した。

トマス・ハリス著『レッド・ドラゴン』(ハヤカワ文庫)『ハンニバル』(新潮文庫)を基にした本作「HANNIBAL/ハンニバル」は、映画『羊たちの沈黙』(1991)などでおなじみの天才精神科医ハンニバル・レクターと、FBIの犯罪プロファイラーであるウィル・グレアムの若き日の関係を描いたサイコホラー/スリラー。残念ながらシーズン3をもって終了したが、マッツの人気も高まる中、再開を求める声がやまない人気シリーズだ。

このたび、米Nerdistの企画にて「HANNIBAL/ハンニバル」のキャスト&スタッフが画面越しに再会(リユニオン)。豪華な顔ぶれを前に、フラーはシーズン4の可能性について「僕はとても希望を感じています」と語った。「もしまた彼らに出会えるとしたら、5年や6年、7年経っているわけで、その間ずっと彼らは逃げていたことになる。そこから物語を始めて、脚色していくことになるでしょう」。果たして本気か冗談か、フラーは「寒くて過酷なトロントの現実とは違って、とても暖かい、汗のにじむような作品にしたい」とも話している。「面白くなると思うんです、まったく新しい温度の作品になって」。

シーズン3の終了後、マッツ・ミケルセンとフラーはシリーズの続行に対して前向きな姿勢を示し続けてきた。2019年1月、マッツは「新たな望みは常にある」と発言し、同年5月末にはフラーも「(実現を)誰も諦めていません!」と言い切ったのである。それでもシーズン4が実現しないままなのは、シリーズを引き受けるテレビ局や配信サービスが見つかっていないためだ。しかしながら、2020年6月にはNetflixで本作の米国配信がスタートしており、ファンの間ではNetflixにシーズン4製作を求める声もあがっている。

ちなみに既報によると、フラーは『羊たちの沈黙』(新潮文庫)の権利を取得し、シーズン4に捜査官クラリス・スターリング(映画でジョディ・フォスターが演じた)を登場させようとしていたとのこと。残念ながらこの計画は実現しなかったが、フラーは今回、「番組が続くとして、どうなるんでしょうね。このキャストで『羊たちの沈黙』のミニシリーズをやれることがあるのかどうか」とも口にした。果たして……?

こちらの企画、マッツ版とは無関係

Sources: Nerdist, ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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