ハリソン・フォード、『インディ・ジョーンズ』2代目は「誰もなれない」 ─ クリス・プラットでリブートの噂に言及、思わぬ人違いが発生

名優ハリソン・フォードが、自身を代表する『インディ・ジョーンズ』シリーズの主人公インディアナ・ジョーンズの“2代目候補”についてテレビ番組にて発言した。
『ペット2』(2019年7月26日公開)で声優に初挑戦したハリソンは、2021年に『インディ・ジョーンズ5(仮題)』の公開を控えている。同作の撮影が始まるのはしばらく先になるとみられるが、2019年7月にハリソンは御年77歳。さすがに2代目にバトンを渡すことも考えているのでは…と思いきや、どうやらそのつもりはないらしい。
テレビ番組「TODAY」に登場したハリソンは、司会者から「インディアナ・ジョーンズを引退したら、誰が演じるのを観てみたいですか?」との質問に笑い声を上げると、司会者の肩に手を置いて「誰も見たくない(Nobody.)」と一言。笑いながらこう続けたのだ。
「誰もインディアナ・ジョーンズにはなれない。わかるでしょ? 僕がインディアナ・ジョーンズだ。僕が引退したら、彼も引退。簡単なことですよ。」
そしてハリソンは「クリス・パインにはつらい話だけどね。悪いね」と重ねている。これは『インディ・ジョーンズ』が新キャストでリブートされるという以前からの噂を踏まえたものだが、その話題で名前が挙がっていたのはクリス・パインではなくクリス・プラットだ。クリス・パイン、完全に流れ弾を食らった格好である。ハリウッドの「クリス多すぎ問題」が、いよいよ目に見えた影響を生むこととなってしまった。なおハリソンは、以前『インディ・ジョーンズ5』にプラットが出演するという噂を否定するそぶりを見せている。
それにしても、ハリソンが白いひげを生やし、目を細めてみせる表情は、もはやすっかりおじいちゃんのそれである。『インディ・ジョーンズ5』で前作と変わらぬ冒険を繰り広げることはできるのか、ちょっと心配にもなってしまうというものだ。とはいえ、『インディ・ジョーンズ』の話題でやけにご機嫌な様子が見られるあたり、そんな心配は無用だと思うことにしよう。
映画『インディ・ジョーンズ5(仮題)』は2021年7月9日に米国公開予定。ハリソン・フォード主演、スティーブン・スピルバーグ監督のタッグが復活し、脚本は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のジョン・カスダンが脚本を執筆しているという。