『ハリー・ポッター』ドラマ化に前向きか?米HBO Maxでコンテンツ展開の可能性

映画『ハリー・ポッター』にテレビシリーズ化の企画が浮上するかもしれない。HBO Maxオリジナルコンテンツ責任者のサラ・オーブリーが、ワーナーメディア傘下にある膨大なIPの可能性について米Varietyのインタビューで語った。その中で「『ハリー・ポッター』のシリーズを制作しますか?」と聞かれ、前向きな回答をしている。
「『ハリー・ポッター』ファンは、ストーリーテリングやキャラクターとの新しい関わり方に対して限りない欲求を持っています。なので、同窓会であれ、ライブイベントやゲームであれ、我々はそういったファンのために新たなコンテンツを作り、次に何をすべきか考えるビジネスに非常に重きを置いています。
現在、積極的に開発しているシリーズはありません。しかし、ファンはより多くのストーリーを求めているわけですから、我々はそのビジネスにとても力を入れています。」
『ハリー・ポッター』魔法ワールドといえば、最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が2022年公開されたばかり。残念ながら興収はシリーズ前2作に及ばず、全5部作予定だった同シリーズの続編は未定と伝えられていた。
11月3日(現地時間)には、親会社ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOデイビッド・ザスラフが『ハリー・ポッター』などの世界的シリーズを挙げて「今後はシリーズものに集中していく」と宣言していたが、現時点で魔法ワールドの新企画はないとの情報もあった。この度のオーブリーによる「現在、積極的に開発しているシリーズはない」との発言は、これを裏付ける形となっている。しかし、少なくとも『ハリー・ポッター』の新企画については進展を望めそうだ。
実際に米ワーナーはは、シリーズ作品にかなり注力している。現在『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のスピンオフドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」が進行中であり、『スーパーマン』の新作も始動したところ。この流れで『ハリー・ポッター』のテレビシリーズ化が実現することに期待したい。
Source:Variety