『ワイルド・スピード』スピンオフ映画、ホブス&ショウは「お互いに正反対で大嫌い、でも支え合っている」 ─ 劇中写真、米国にて公開

『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Hobbs and Shaw)』より、ドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムのツーショットを収めた劇中写真が米Entertainment Weeklyにて公開された。あわせてジョンソンが同誌の取材に応じている。
『ホブス&ショウ』は、ドウェイン演じるFBI捜査官ルーク・ホブスと、ジェイソン演じる暗殺者デッカード・ショウがタッグを組むバディ・ムービー。監督は『デッドプール2』(2018)や『アトミック・ブロンド』(2017)のデヴィッド・リーチが務めている。
ジョンソンはインタビューの中で、自身の念願だったスピンオフ映画となる本作について「みなさん、この映画のことが超大好きになると思います」と自信をにじませた。「“ウソだろ、こんなの見られるなんて”って場面がいくつも出てきます」という言葉からは、『ワイルド・スピード』シリーズならではのド派手なアクションも期待できそうだ。
しかし、なんといっても本作のポイントはドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサムという現代の2大アクション俳優、そしてルーク・ホブス&デッカード・ショウという人気キャラクターの競演だ。ジョンソンはタイトルロールであるホブス&ショウについて、「とてもヒリヒリとした関係性」なのだと語っている。
「二人はすべてにおいて、お互いに正反対なんですよ。どこで生まれ育ったのか、どんなふうに話すのか、好きなものは何なのか、どんな哲学を持っているのか、自分の根本にある価値観は何か。ただ、それでも二人の間には互いを引きつけ合う磁力があるんです。自分たちの意志とは裏腹にね。
僕は、こういう説明がいいと思ってます。二人はお互いが大嫌いだし、お互いをボコボコにしたがっているし、それで良いと常に考えている。でも、そのことでいつも互いを支えているんです。二人は絶対に認めませんけどね。」

本作でホブス&ショウに対峙するのは、謎に包まれた悪役ブリクストン。演じるのは『パシフィック・リム』(2013)や『マイティ・ソー』シリーズで知られる人気俳優イドリス・エルバだ。「無敗の男」だというブリクストンについて、ジョンソンは「『ワイルド・スピード』シリーズ史上最悪のヴィランにしたかった」と述べている。
「イドリスは完璧ですよ。素晴らしい俳優で、役柄に重みと人間性、そして生きているという力を与えてくれました。寛大で、筋が通っていて、まぎれもない格闘家なんです。この10日間は二人(ホブス&ショウ)とブリクストンの重要な場面を撮影しています。3人で戦っているんですが、本当にカッコいいし、痛々しくもあるし、でも素晴らしいんですよね。」
なおドウェインによると、『ホブス&ショウ』は2018年12月18日(現地時間)にイギリス・ロンドンでの撮影を終えており、今後はハワイに移動して全撮影を終了する予定だという。
本作にはドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバのほか、ショウの妹ハッティ役で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のヴァネッサ・カービー、謎の女性マダムM役で『ベイビー・ドライバー』(2016)のエイザ・ゴンザレス、ショウの母親マグダレーン役で『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2016)に続きヘレン・ミレンが出演する。脚本は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)以降のシリーズ全作品を手がけるクリス・モーガンが執筆した。
映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Hobbs and Shaw)』は2019年7月26日米国公開予定。
Source: EW