『スター・ウォーズ』アナキン役ヘイデン・クリステンセン、『最後のジェダイ』ローズ役女優に「気にし過ぎないで」

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)でローズ・ティコ役を演じた女優のケリー・マリー・トランの元に、心強い先輩からのメッセージが届いた。
2017年12月に同作が劇場公開されたあと、ケリーはInstagram上で一部映画ファンから人種差別的な攻撃を含む激しい嫌がらせを受け、2018年6月にすべての投稿を削除。2018年8月21日付のThe New York Timesのインタビュー記事に登場したケリーは、アジア人としてアメリカで生活をする苦悩、激しいバッシングによる心痛を明かした後、「私はこの世界で努力を続けていく」と決意の言葉を吐き出していた。
この記事で多くの人々からの共感と支持を得たケリーだが、彼女にとって喜ばしいことに、支えとなる存在は同じ『スター・ウォーズ』ユニバースにもいる。『エピソード2 / クローンの攻撃』(2002)『エピソード3/シスの復讐』(2005)で、シリーズ随一の重要人物であるアナキン・スカイウォーカーの青年時代を演じたヘイデン・クリステンセンだ。

最新主演映画のレッドカーペットに登場したヘイデンは、ET CANADAによる質疑応答に対応。ケリー・マリー・トランへのアドバイスを求められると、次のように答えた。
「アドバイスになるかは分からないですけど…、あまり真剣に受け止め過ぎない方が良いですよ。悲しいことですけれど、ノイズになるような連中もいる。でも、大部分の人たちはそんなことありませんから、それを覚えておけば。」
ヘイデンとて、『スター・ウォーズ』という大作映画への出演に伴う名誉と批判の両極端に振り回されるキャリアを歩んだ。例えば2015年12月のLos Angels Times誌には、「『スター・ウォーズ』から得られたものは大きい」としながら、「大きすぎたような気もする」との苦心を語っている。
ところで、少し久しぶりな気もするヘイデンのこの度の登場は、主演最新作『Little Italy(原題)』のレッドカーペット上でのこと。『デンジャラス・ビューティー』(2000)ドナルド・ペトリ監督によるこの映画は、ニューヨークのイタリア人街を舞台に、対立関係にあるピザ屋の男女が禁断の恋に落ちるというロマンス映画。共演相手はエマ・ロバーツだ。2018年8月にリトアニアとカナダで公開され、9月21日よりアメリカで限定公開となる。
Source:ET CANADA