クリス・ヘムズワース、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の偽ネタバレで新作の共演者を混乱させていた

マーベル・シネマティック・ユニバースには2種類の俳優がいる。うっかりネタバレをしてしまう者と、意図的にウソのネタバレを語って周囲を混乱させてしまう者だ。
ソー役のクリス・ヘムズワースはどうやら後者だったらしい。新作映画『タイラー・レイク -命の奪還-』の出演者で、現在16歳の新鋭ルドラクシュ・ジェイスワルは、撮影現場で『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のネタバレをクリスにせがんだエピソードを語っている。
「2018年のクリスマスはバンコクで撮影していました。休みに入る前に最後のシーンを撮ったんですけど、その時に『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレを聞き出そうとしたんですよ。ソーはどれくらい出てくるの? キャプテン・アメリカやアイアンマンはどうなるの? 新しいキャラクターは出てくる?って。でも、ダメでした。クリスには“言えないんだ、映画を観てよ”って言われましたね。」
『タイラー・レイク』でクリスが演じるのは、大胆不敵で屈強な傭兵の主人公タイラー。一方のルドラクシュは、タイラーに救出される麻薬王の息子オヴィを演じている。激しいアクションも目白押しの本作を撮影する中で、クリスとルドラクシュは親交を深めていったようだ。ルドラクシュがネタバレを聞きたがる中、クリスはこんな応答をよこしているのである。
「ひとつだけネタバレを教えて、と頼んだんですよ。そしたらクリスは、僕を混乱させようとウソのネタバレを教えてくれたんです。“スパイダーマンがアントマンに変身するんだよ”って。それ本当のこと?って聞いたら、“確かめるために映画を観てよ”って。」
あまりにあまりな偽ネタバレを食らったルドラクシュは、「その後はもうネタバレを聞きませんでした」とのこと。ものの見事に手なずけられているではないか。
トップスターであるクリスとの共演を、ルドラクシュは「夢のようだった」といい、撮影は本当に楽しかったと語っている。当時、クリスは肉体づくりのために厳しい食事制限を自らに課していたが、ルドラクシュいわく「息抜きの日は一緒に食事してくれた」そう。「ピザを食べたし、アフマダーバード(インドの都市)ではラジマ(インド豆)のカレーやチキンティッカを食べましたよ」。ちなみに2019年秋の再撮影時、ルドラクシュが「『エンドゲーム』のソーが大好きだった」と伝えると、クリスは「太ってたおかげで大変なアクションをやらずに済んだのが良かった」と答えたそうだ。
『タイラー・レイク』で監督を務めたのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のセカンドユニット・ディレクター&スタント・コーディネーターを担当したサム・ハーグレイヴ。プロデューサーは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督のアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソが担った。
Netflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は2020年4月24日(金)独占配信開始。
Source: Koimoi