トム・ヒドルストン、『ノー・ウェイ・ホーム』を観て「スパイダーマンは3人いるしロキも2人いるんだ」と思った

2021年6月にディズニープラスでデビューしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン1ではマルチバースが物語の鍵を握り、2021年12月に公開された『ノー・ウェイ・ホーム』で本格的にマルチバースの扉が開いた。両作には大きな共通点が存在するわけだが、米Entertainment Weeklyのインタビューで、トム・ヒドルストンが『ノー・ウェイ・ホーム』を観賞した時の反応を明かしている。
「(「ロキ」の)シーズン1がリリースされた時から、本当にワクワクでした。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観に行った時に、“そうだ。スパイダーマンが3人いて、ロキは2人いるんだ”と思ったのを覚えています(笑)。これは一種の“マルチバース・オブ・マッドネス”で、今では観客の皆さんにとってもリアルに存在する。僕たちが製作している間にも既に存在していたわけですが、内緒にしていましたからね。」

さらにヒドルストンは、当初はリミテッドシリーズになるはずだった「ロキ」の物語が、シーズン2へ続くことの興奮も語っている。
「シーズン1は、“僕は何者なのか?自分はどこにいるのか?”という最大の疑問で終わるから、(シーズン2で)その疑問の答えに取りかかることと旅の完結が待ちきれません。シーズン1はマルチバースと、変異体による無限の可能性を秘めた新しいマルチバースを紹介するという意味で、まだまだ始まったばかりだと思います。」
MCUのフェイズ4ではマルチバースによりカオスがもたらされた。「ロキ」シーズン1終盤には、フェイズ5~6にかけてサノスに匹敵するヴィランになりそうな征服者カーンが登場している。MCUで初めてマルチバースに干渉した「ロキ」はシーズン2でどこへ向かうのか?待望の次シーズンにはヒドルストンの他、メビウス捜査官役のオーウェン・ウィルソン、ラヴォーナ・レンスレイヤー役のググ・ンバータ=ロー、ミス・ミニッツ役の声を担当するタラ・ストロング、TVA(時間変異取締局)職員ケイシー役のユージン・コルデロが続投する。新キャストとして、『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(1984)や『グーニーズ』(1985)などで子役として活躍したキー・ホイ・クアンの出演も決定済みだ。
ドラマ「ロキ」シーズン2は、2023年夏にディズニープラスで独占配信予定。
Source:Entertainment Weekly