『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』続編でホブスは幕引きか、ドウェイン・ジョンソン「これまでのアンチテーゼに」

製作が進められている『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の続編について、ドウェイン・ジョンソンがアイデアを明かした。2009年の『ワイルド・スピード』からドウェインが演じてきたルーク・ホブスの幕引きになるかもしれない。
このたび米ラジオ番組The Jess Cagle Showとのインタビューで主演・製作のドウェインが現状を報告。続編のアイデアについて自ら提案したというドウェインは、製作・配給のユニバーサル・ピクチャーズの社長、ドナ・ラングレーとの間で合意に至っているという。
「『スーパーコンボ』については、(続編の)アイデアはあります。ドナ・ラングレーと脚本のクリス・モーガン、プロデューサーのハイラム・ガルシアとは電話で話しました。僕が“ホブスについてアイデアがあって、こういう方向性がある”と伝えながら提案したら、全員が気に入ってくれました。いわゆる『ワイルド・スピード』がこれまでに続けてきたことへのアンチテーゼになるでしょうね。今作の場合、僕はホブスの真髄となる映画を作りたいんです。ネタバレ無しで伝えるならば、1人の男が夕陽に向かって歩き去っていく姿を見ることになります。」
ヴィン・ディーゼルを主演とする『ワイルド・スピード』メインシリーズへの「アンチテーゼになる」という言葉はどこか示唆的なところもあるが、ドウェインが語った「夕陽に向かって歩き去る」という描写はさらに意味深だ。今後のメインシリーズに再登場しないことが判明しているホブスの幕引きを指しているように思えてならない。
ホブスとジェイソン・ステイサムが演じるデッカード・ショウの凸凹コンビを主人公とした『スーパーコンボ』は、2019年7月の公開からわずか4ヶ月後に続編製作が進められていることが判明していた。それから2021年3月に、メインシリーズの脚本家でもあるクリス・モーガンが脚本を執筆していることや、コロナ禍の影響で製作が一時中断されていたことなど、幾つかの進捗が立て続けに明かされていた。
続編の進捗について、今回ドウェインは「問題はいつ作りたいかということです」と明言を避けてはいるが、本格的な製作開始は当分先のことのよう。ドウェインいわく、現在は『スーパーコンボ』からクリス・モーガンと再タッグを飾るアクション映画『Red One(原題)』に傾注しているという。同作は2023年の公開を目指して2022年に撮影開始と伝えられている。『スーパーコンボ』続編への着手は早くとも2022年後半〜2023年となりそうだ。
ちなみに、2023年には『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に続く第10作の米公開が控えられている。見立てでは、『ワイスピ』完結作となる第11作も翌年(2024年)公開になるというから、タイミング次第ではメインシリーズの完結後に『スーパーコンボ』続編が公開される可能性もある。
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Source: The Jess Cagle Show