なぜ『シビルウォー』ルッソ監督は『スパイダーマン ホームカミング』が「史上最高のスパイダーマン映画」と発言したのか?絶対の信頼を得たジョン・ワッツ監督とは
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を監督したアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が、同作のDVD・Blu-rayのプロモーションで、現在撮影中の『スパイダーマン ホームカミング』に対する大きな信頼を語った。
厚い信頼と期待
『スパイダーマン ホームカミング』は映画版スパイダーマンとしては2度目のリブートであり、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には初めて参加する作品となる。トム・ホランド扮する新ピーター・パーカー/スパイダーマンは、『ホームカミング』に先がけて『シビル・ウォー』で顔見せを果たしていた。

http://www.forbes.com/sites/erikkain/2016/03/11/the-new-captain-american-civil-war-trailer-shouldnt-have-spoiled-spider-man/
いうなれば『ホームカミング』でMCU作品を初めて手がけるジョン・ワッツ監督は、すでに手練のルッソ兄弟からバトンを受け取ったのである。ワッツ監督にはさぞプレッシャーでは……と思われるものの、バトンを渡した側のルッソ兄弟に心配はなかったようだ。アンソニー・ルッソはこう話している。
「僕たちはジョン・ワッツが大好きなんだ。彼はおそろしい才能を持った映画監督だよ、本当にすごい男さ。ワッツの作風や演出は素晴らしいね」
またアンソニーは、ワッツ監督による映画版「スパイダーマン」への大きな期待を語ってもいる。
「(『スパイダーマン ホームカミング』は)今までで最高のスパイダーマンになる可能性を秘めていると思うよ。僕がここまで言えるのは、一番お気に入りのコミック・ムービーがサム・ライミの『スパイダーマン2』だからさ」
「ワッツはすごく才能があるし、脚本もすごく面白い。僕らは『ホームカミング』にとても期待してるんだ」
ジョン・ワッツ監督って?
では、ルッソ兄弟の信頼と期待を一身に受けるジョン・ワッツ監督とはどんなクリエイターなのだろうか?
ワッツ監督の長編デビュー作はイーライ・ロス製作のホラー映画『クラウン』(2014年)で、善良な父親が意思に関係なく殺人ピエロへと変貌していく様子を描いた作品だった。監督第2作の『コップ・カー』(2015年)はイタズラ好きな少年と悪徳保安官が逃亡/追跡劇を繰り広げるクライム・サスペンスだ。両作ともワッツ監督とクリストファー・フォードが脚本を担当しており、ふたりは『ホームカミング』の脚本にも名前を連ねている。

http://www.craveonline.com/entertainment/886653-interview-kevin-bacon-jon-watts-cop-car-dreams-gaming
フィルモグラフィから単純に推測するならば、『クラウン』でみられた人間ならざる者への変貌と本人や周囲の葛藤は『スパイダーマン ホームカミング』にもそのまま通じるところがあるだろう。前2作に共通する少年と大人の関係は、ピーター・パーカー/スパイダーマンとアイアンマン、またマイケル・キートンが演じるとみられるヴァルチャーの関係に活かされるのかもしれない。
『スパイダーマン ホームカミング』は2017年7月7日全米公開予定。待ちきれない人は『クラウン』と『コップ・カー』を観てイメージを膨らませるべし!
https://stg-theriver-stg.kinsta.cloud/cop-car-review/
source: http://comicbook.com/2016/08/24/anthony-russo-thinks-spider-man-homecoming-could-be-best-spider-/