『ザ・バットマン』も『トップガン マーヴェリック』も『ミッション:インポッシブル7』も出られなかったニコラス・ホルト ─ 「トム・クルーズから電話で」

『X-MEN』シリーズのビースト/ハンク・マッコイ役で知られ、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ザ・メニュー』(2022)などでも活躍しているニコラス・ホルト。話題作から斬新な設定の異色作までこなすホルトだが、大作映画への出演を連続で逃した時期があったようだ。
『アバウト・ア・ボーイ』(2002)に子役として映画デビューを飾ったホルトは、その後も次々に出演を重ね、俳優キャリアは右上がりの印象を受ける。しかし、英The Guardianの取材にてホルトは、立て続けに大作映画3本で大役を逃した過去に触れ、大きな失望を味わったと語った。
「『ザ・バットマン』のスクリーンテストを受けたんですが、役を得られず、『トップガン』のスクリーンテストも不採用でした。その後、トム・クルーズから“『ミッション:インポッシブル』はどうだい?”と電話を頂いたので承諾して役をもらったんですけど、その後に『THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~』に続投することになっていたから、降板しなくてはならなかったんです。」
ホルトは、マット・リーヴス監督の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)でロバート・パティンソンと主役を争い、最終選考まで残ったものの落選し、『トップガン マーヴェリック』(2022)ではルースター役でオーディションを受けるも、スクリーンテストで不採用となっている。
『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』に関しては、新型コロナウイルスの感染拡大により撮影が延期となり、それに伴うスケジュールの都合で、ホルトは米Huluのドラマ「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」シーズン2への復帰が先行。『ミッション:インポッシブル』を降板するに至っている。
ホルトは最新出演作となる映画『Renfield(原題)』が2023年4月14日に米国公開となった他、ヴァンパイア映画『ノスフェラトゥ(原題:Nosferatu)』をはじめ、実話を基に1980年代の凶悪犯罪グループを描く『The Order(原題)』など複数の新プロジェクトが待機中。今後も幅広いジャンルの作品で活躍する姿を見せてくれそうだ。
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Source:The Guardian