『ハリー・ポッター』スタジオツアー東京、ホグワーツ魔法魔術学校「大広間」セット初公開 ─ 体験会レポート

としまえん跡地にオープンする「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が、ホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な「大広間」のセットを公開した。体験会が開催され、地元練馬区の『ハリポタ』ファンがいち早く招待、この夢のようなエリアを体験している。
以下、プレスリリース内容をお伝えする。
ホグワーツ魔法魔術学校「大広間」セット初公開

ハリー・ポッターで最も印象的な場所の一つである大広間は、10年間にわたる撮影を通して、祝宴の数々やクリスマス・ダンスパーティ、魔法対決など、数々のシーンの舞台となってきました。セットを設計するにあたり、美術監督のスチュアート・クレイグは、伝統的な英国建築の影響を取り入れました。石畳の床や細長い窓、木製の羽目板の壁は、英国オックスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジからインスピレーションを得ています。
実在の建物からの影響を受けながらも大広間には、たくさんのキャンドルが宙に浮かぶ天井をはじめとするさまざまな魔法がありました。撮影時には本物の炎を使ってこれを実現したのですが、キャンドルをつったワイヤーの1本に火がついたため、安全上の理由からこれらは視覚効果に置き換えられました。また、『ハリー・ポッターと賢者の石』の祝宴では、調理されたばかりのリアルな食事が用意されました。しかし、いやな臭いを避けるために、1日に最低2回は肉を取り替える必要があったため、2作目以降は樹脂を流し込んで作った
フードサンプルに変更されました。
このセットは、英国でオリジナルの映画制作者たちによって丹念に作られた後、東京の新たな施設に慎重に輸送されました。小道具チームを率いるピエール・ボハナは、次のようにコメントしています。「ハリーの組分け儀式からホグワーツの戦いまで、大広間は映画シリーズで非常に重要な役割を担っており、この象徴的なセットをワーナー・ブラザーススタジオツアー東京のために制作するのは喜びでした。ファンの皆さんが、あの扉を通って自分の目で魔法を見ることができるというのは、素晴らしいことです。」
大広間情報
- 撮影時、大広間は300人以上の俳優たちが着席できるほどの広さでした。
- 大広間のセットは、ハリー・ポッター映画シリーズのために最初に建設されたセットの一つで、ほぼ全てのハリー・ポッター映画で主要なセットとして使用されました。
- 初期の映画作品の撮影で、大広間のごちそうには本物の食べ物が使われていました。しかしまもなく、スタジオの熱い照明の下に何時間も置かれた食べ物は長持ちしないと判明し、後の作品では小道具制作部門が食べ物の模型を作ることになったのです。
- 映画では、大広間にはたくさんのキャンドルが宙に浮かぶ魔法の天井があるように見えます。当初は本物の炎を使ってこれを実現していましたが、安全性を考慮し、CGI(コンピュータ生成映像)のキャンドルに変更されることになりました。
- 先生たちのテーブルの後ろには寮別ポイント計があります。これはピエール・ボハナ率いる小道具制作部門が制作したもので、中には大量のカラーガラスビーズが入っています。オリジナルの小道具が制作されたとき、あまりにも多くのビーズが使用されたため、世界的にガラスビーズが不足する事態となったのです!
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