『グレイテスト・ショーマン』ヒュー・ジャックマン、舞台『ザ・ミュージック・マン』主演へ ─ ブロードウェイの名作演じる

『グレイテスト・ショーマン』(2017)では見事な歌とダンスを披露したヒュー・ジャックマンが、ブロードウェイで舞台主演に挑むことがわかった。その名も『ザ・ミュージック・マン(原題:The Music Man)』、1957年の名作のリバイバルとなる。
『ザ・ミュージック・マン』とは
『ザ・ミュージック・マン』は、作詞作曲をメレディス・ウィルソンが、戯曲をメレディスとフランクリン・レイシーが手がけた作品で、トニー賞ではミュージカル作品賞を含む5部門に輝いた。ブロードウェイではリバイバル上演されるたびにロングランを記録、1962年に映画化、2003年にTV映画化もされた。日本ではT.M.Revolutionの西川貴教を主演に迎えて公演されたこともある。
ヒューが演じるのは主人公ハロルド・ヒル。音楽教授を名乗る詐欺師で、自らは楽譜も読めないことを偽って子供たちに楽器や制服を売りつける男だ。美しいピアノ教師マリアンに出会うと、彼女に気に入られるために本気でブラスバンドの結成を志してゆく。しかし、彼をよく思わない者たちに正体を暴かれてしまい…。
マリアン役などのキャストは未発表。製作は『トゥルーマン・ショー』(1998)や『ソーシャル・ネットワーク』(2011)などのスコット・ルーディンが務める。ヒューは自身のTwitterに、2020年10月22日の初演予定を明らかにする画像を投稿している。
The Music Man. Broadway. October 22, 2020. @MusicManBway pic.twitter.com/th4NVkpk6h
— Hugh Jackman (@RealHughJackman) March 13, 2019
念願叶う
ヒューにとって『ザ・ミュージック・マン』は思い出深い作品だった。米The Hollywood Reporterには、次のコメントを寄せている。
「僕が初めて参加した舞台が『ザ・ミュージック・マン』だったんです。1983年のことで、僕はオーストラリアはシドニーのノックス・グラマー・スクールにいました。巡回セールスマンのひとりの役で、オープニングナンバーが忘れがたく、ほぼハッキリ覚えています!あれが、劇場のマジックが僕の中に生まれた瞬間だったように思います。
『ザ・ミュージカル・マン』をブロードウェイに復刻させるというアイデアは、長い間僕の頭の中にあったものです。おそらく、35年もの間。まさに同じアイデアをスコット・ルーディンにもらったときは、恐れ入りましたよ。ついに実現するとあって、非常に興奮しています。」
ヒューは、自身の出演作やブロードウェイ劇から人気曲を歌とダンスで披露する自身初のワールドツアー「The Man. The Music. The Show」が2019年5月にスタート予定。ミュージカル出演としては、2003年の『ザ・ボーイ・フロム・オズ(原題:The Boy From OZ)』以来となる。
ヒュー・ジャックマン『ザ・ミュージック・マン』は、2020年10月22日よりブロードウェイで上演予定。♪So tell me do you wanna go?
Source:THR,@RealHughJackman