ヒュー・ジャックマン、『X-MEN』一作目当時「コケるから他の作品に出ておけ」と忠告されていた ─ 「当時はアメコミ映画なんてジャンルなかった」

2000年より17年間にわたり製作され、ヒュー・ジャックマンの出世作のひとつである『X-MEN』シリーズ。同シリーズでウルヴァリン/ローガンを演じたヒューは、1作目の製作当時に周囲から出演を考え直すよう忠告されていたという。
米Varietyのインタビューに登場したヒュー・ジャックマンは、シリーズ1作目『X-MEN』(2000)撮影当時を振り返りこう語る。
「最初の映画の撮影を終えて、ハリウッドの仕事仲間に“なぁ、この映画から良い噂を聞かないぞ。公開される前に別の映画への出演を決めておいた方がいいんじゃないか“と言われたんです。それから4ヶ月くらい経って、彼がまた“もう別の映画は決まったか?あの映画(『X-MEN』)が公開されちゃったら、また社会の底辺に落ちちゃうぞ”と言ってきて。ラッキーなことに彼(の予想)は間違っていましたけど。でも、当時は誰も(『X-MEN』シリーズ成功を)予想できなかったと思いますよ。当時はまだコミックの映画化なんてジャンルはありませんでしたからね。」

アメコミを原作としたヒーロー映画は今でこそひとつのジャンルとして認識されているが、2000年当時、ヒーロー映画を製作することは一種の賭けだったようだ。結果的にブライアン・シンガー監督による『X-MEN』は興行的成功を収め、同シリーズは現在まで続くばかりか、アメコミ映画の世界的ブームの火付け役にもなった。なお、今ではマーベル・スタジオの制作社長であるケヴィン・ファイギもアシスタントプロデューサーとして『X-MEN』1作目に参加していたという。
ヒュー・ジャックマン自身はウルヴァリン役からの卒業が発表されているが、『X-MEN』シリーズは今現在も続編やスピンオフドラマが続々と製作されている。またウォルト・ディズニー社による21世紀フォックス社の事業買収によりマーベル・シネマティック・ユニバースとも合流するとの見立てもあり、その世界は更なる広がりを見せる。
『X-MEN』シリーズ最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス(原題:X-Men: Dark Phoenix)』は、2018年11月2日より全米公開予定。
(文;まだい)
Source: https://screenrant.com/x-men-box-office-bomb-hugh-jackman/
https://www.youtube.com/watch?v=1NGdNAMYAF8

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