『インクレディブル・ハルク』監督、実現しなかった続編アイデアを明かす ─ さまざまなハルクを登場させる計画あった

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『インクレディブル・ハルク』(2008)で監督を務めたルイ・レテリエが、実現しなかった続編のアイデアを明かしている。
『インクレディブル・ハルク』は、『ファイト・クラブ』(1999)『レッド・ドラゴン』(2002)のエドワード・ノートンを主演に迎え、緑の巨人“ハルク”に変身する主人公ブルース・バナーが自らの運命に向き合っていく一作。諸々の事情でシリーズ化には至らなかったが、米ComicBook.comにて、レテリエ監督は「完全に続編になりそうな」アイデアがあったと回答している。
「グレー・ハルクやレッド・ハルクもいたし、僕たちが計画を立てていた良いアイデアがたくさんありました。ハルクはマーベル・ユニバースの中でも複雑なキャラクターです。原始的なハルクや逆上したハルクも求められています。グレー・ハルクやスマート・ハルクになると、そういった要素がちょっと失われて少しおどけた感じになりますが。」
このように、さまざまなハルクを登場させる計画があったと語る監督は、「そういったアイデアを意識しながら映画を作るのが楽しかったし、そういうことをするのが目的だった」とも述べている。
その後、『インクレディブル・ハルク』はしばらくMCUの他作品とクロスオーバーしない期間が続いたが、ヴィランとなったアボミネーション/エミル・ブロンスキーは『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)と「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)に登場した。
また、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(原題)』には、『インクレディブル・ハルク』でエリザベス・“ベティ”・ロス役を演じたリヴ・タイラーが約15年ぶりに復帰することも決定済み。ベティは故ウィリアム・ハートが演じたサディアス・“サンダーボルト”・ロス将軍の娘。『ブレイブ・ニュー・ワールド』では、故人に代わって同役を演じるハリソン・フォードがレッド・ハルクになることも期待されている。
Source: ComicBook.com