『ブラックパンサー』もしもエムバクとキルモンガーが出会っていたら ─ 「エムバクは親しみやすいヤツだと思う」

『ブラックパンサー』(2018)にて初登場したワカンダのジャバリ族リーダー・エムバクが、もしも悪役のエリック・キルモンガーと劇中で出会っていたら? 米The Hollywood Reporterにて、エムバクを演じたウィンストン・デュークが持論を語っている。
この記事には、映画『ブラックパンサー』のネタバレが含まれています。

武闘派リーダーのエムバク率いるシャバリ族は、ワカンダにて疎まれてきた歴史を持つ。一方でキルモンガーもまた、さる理由からワカンダに憎しみ抱えている人物だ。お互いにワカンダや王家に恨みを持つ者同士といえるが、ウィンストンは「キルモンガーがエムバクとティ・チャラの対立関係を利用しようとしたらどうなるんでしょうか? エムバクが彼の計画を知ったら?」と問われたところ、意外にも「エムバクは彼をすぐに止めるでしょうね」と答えている。なぜか……。
「エムバクはワカンダで究極の保守派です。彼は自国が閉鎖的であることを求めており、部外者を信じていません。ワカンダはワカンダ人のためにあるべきだと考えているんでしょうね。なので彼は、外部の者とは上手くいかないんじゃないかなと思います。
それに、エムバクは狡猾な方法で王位を継ぎたいとは思わないんじゃないですかね。もしもエムバクが非道なことをする人物だとしたら、彼は仮死状態のティ・チャラを助けずに、ハート型のハーブを使っていたでしょう。けれども彼は、自分で使うことを拒むことで信念を示し、自国の置かれている状況を変える手助けをすると決めました。これによってワカンダは再び安全を確保し、エムバクはモラルを保つことができたのです。」
ちなみに、ウィンストンは「エムバクの存在を表す“芯”となるのは、彼の誠実さだと思うのです」として、「エムバクはみなさんが思っているよりもずっと親しみやすいヤツだと思いますよ」とも話している。その親しみやすさは、つづく『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でもちょっぴり示されている通りだ。
Source: The Hollywood Reporter