【更新】『インディ・ジョーンズ』第5作、撮影は2020年 ─ ハリソン・フォードが明かす

[更新 2019年6月4日11時]
この報道を伝えた米Varietyは記事を訂正し、ハリソン・フォードの「撮影は来週のどこかで始まるはず」という発言は正しいものではなく、「撮影は来年(2020年)のどこかで始まるはず」が正確な内容だったことを明らかにした。ハリソンの言い間違いだったのか、Variety側のミスだったのかは分かっていない。
以下の内容は記事初出時のものだが、訂正された部分が理解しやすくなるよう、該当の部分にのみ訂正線を引いている。なお、スティーブン・スピルバーグ監督が、既報の通り2019年6月から『ウエスト・サイド・ストーリー(邦題未定、原題:West Side Story)』の撮影に入るかどうかは不明。『インディ・ジョーンズ』新作とあわせてスタジオの正式な発表を待ちたい。
スティーブン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演『インディ・ジョーンズ』シリーズの第5作(タイトル未定)がまもなく撮影開始となるようだ。米Varietyの取材に対してハリソンが明かした。
2019年6月2日(日曜日・現地時間)、ハリソンは声優を務めたアニメ映画『ペット2』のワールドプレミアに登場。『インディ・ジョーンズ』新作について「撮影は来週のどこかで始まるはず」と述べた。遅くとも、6月中旬にはなんらかの撮影が始められるとみられる。「すごく楽しみにしています。何事も順調ですよ」。
『インディ・ジョーンズ』シリーズは、1981年に第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が製作されたのち、1984年に『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、1989年に3部作の完結編『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』が公開された。第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は19年後の2008年に公開。来たる第5作は2021年公開とあって、13年ぶりの新作となる。
スピルバーグによると、本作は「ハリソン・フォード最後の『インディ・ジョーンズ』になる」とのこと。撮影は世界各国で行われることが判明しており、シリーズの原点回帰ともいうべき“世界を股にかける冒険譚”となることが期待される。なお、脚本は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のジェイク・カスダンが執筆する。
2019年3月の時点では、スピルバーグは2019年6月から『ウエスト・サイド・ストーリー(邦題未定、原題:West Side Story)』リメイク版の撮影に入るという情報が流れていた。しかし、どうやらスピルバーグは『インディ・ジョーンズ』の撮影を優先したようだ。若いキャストが結集する、2020年12月米国公開予定『ウエスト・サイド・ストーリー』よりも、ハリソンが再びアクションに挑む『インディ・ジョーンズ』を先に撮るべきだという判断があったとも考えられる。いずれにせよ、『ウエスト・サイド・ストーリー』も『インディ・ジョーンズ』も余裕のあるスケジュールで製作が進められることになりそうだ。
ところで本作かぎりでインディアナ・ジョーンズ役を卒業するハリソンだが、2代目インディ俳優の候補を問われると「誰も見たくない」と笑いながらコメントしていた。「僕がインディアナ・ジョーンズだ。僕が引退したら、彼も引退」と。
映画『インディ・ジョーンズ5(仮題)』は2021年7月9日に米国公開予定。
Source: Variety