『インディ・ジョーンズ』第5作、前作から続投の脚本家が離脱 ─ スピルバーグ監督の降板後に決意

ハリソン・フォード主演、大ヒット冒険映画シリーズ『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)から、前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)より続投していた脚本家デヴィッド・コープの離脱が明らかになった。米Colliderのインタビューにて、コープ本人が認めている。
2020年2月下旬、これまでのシリーズ4作を手がけたスティーブン・スピルバーグの監督離脱が発表。それから約3ヶ月後の5月下旬、後任者として『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド監督が正式に就任したことがわかっている。
インタビュアーから企画の関与について訊かれたコープは、「もう関わっていません」と返答。離脱の時期については、「ジェームズが参加したときです」と明かしている。新たな世代に引き継ぐことで、物語に新しい視点を取り入れられる、シリーズを前進させられることを理由に自ら降板を決意したスピルバーグ同様、コープも次のフィルムメーカーに『インディ・ジョーンズ』第5作のバトンを託したようだ。
「ジェームズは監督にふさわしいと思います。私はスティーブンと一緒に脚本をいくつか執筆しました。スティーブンが離脱した時、ジェームズに任せるべきだと思ったんです。脚本を本人が書くのか、もしくは彼が望む他の人に託すのか。」
本作のプロデューサーを務めるフランク・マーシャルは、マンゴールド監督の就任を認めた際、「脚本は始まったばかり」と語っていた。コープの発言を考慮に入れると、脚本はこれまでの草稿を引き継いだものとはならず、マンゴールド監督により一新されたものになる可能性もあるだろう。
なお、本作の米国公開日は、2021年7月9日から2022年7月29日へ1年延期となっている。2020年内の撮影開始が見込まれているというが、新型コロナウイルスの状況次第で予定は変わり得るだろう。
映画『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)は2022年7月29日に米国公開予定。
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Source:Collider