『インディ・ジョーンズ』最新作には「皆さんの求めるすべてがある」

ハリソン・フォード主演の人気冒険映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの最新作にして最終作、『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)が製作中だ。謎のベールに包まれた本作だが、プロデューサーのフランク・マーシャルは早くも映画の完成度に大きな自信を示している。
本作はシリーズ史上はじめてスティーブン・スピルバーグが監督しない『インディ・ジョーンズ』となり、監督・脚本は『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールドが務める。スピルバーグはプロデュースに専念しているが、新たな手で創られる『インディ・ジョーンズ』にマーシャルは満足しているようだ。
「素晴らしいストーリー、最高のキャラクター。この映画には大満足していただけることでしょう。みなさんが『インディ・ジョーンズ』映画に求める全てがあると思います。」
昨今のハリウッドではかつての人気シリーズや大ヒット映画のリバイバルが続いているが、たとえば『トップガン マーヴェリック』の場合、前作『トップガン』(1986)のファンから新世代の観客までをつかんだことで大きな支持を得た。『インディ・ジョーンズ』も作り手に求められるハードルは近いところがあるだろう。プロデューサー陣も企画の舵取りには苦労しそうだが、マーシャルの狙いは明確だ。
「(作品は)今回の作り手に委ねているので、ジム・マンゴールドにとにかく任せています。プロデューサーとしての私の仕事は、つねに監督のビジョンをサポートすることです。」
これまで『インディ・ジョーンズ』シリーズを手がけてきたマーシャルは、第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)について「映画製作の中でも思い出深い経験。初めてづくしの作品でした」と振り返り、その最新作を再び送り出せることへの感慨も語った。「長年『インディ』をやれることは本当の喜びだし、いま新作を作れるのは素晴らしいこと。(セットに戻ると)我が家に戻った気分になりますね」。
ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズ役を再演する本作には、アントニオ・バンデラス、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、マッツ・ミケルセンらが出演。音楽には名匠ジョン・ウィリアムズが復帰する。
映画『インディ・ジョーンズ』第5作(タイトル未定)は2023年夏日本公開。米国では2023年6月30日公開。
Source: A.FRAME