会員登録

Search

マーベル「インフィニティ・サーガ」全作ボックスの海外発売、ケヴィン・ファイギ社長が示唆 ─ 新たな未公開シーンも「遠からず発表」

Photo by Chris Jackson https://www.flickr.com/photos/cmjcool/8633318298/

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までのマーベル・シネマティック・ユニバース全作品(=通称「インフィニティ・サーガ」)のBOXセットを海外にてリリースする可能性を示唆した。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のブルーレイ&DVDリリースを控え、英Empireに登場したケヴィン社長は、インフィニティ・サーガの全作品を収録したブルーレイ&DVDボックスを発売する可能性を「おそるおそる」示唆した。実現の暁には、相当量の未公開映像が収録されることになるという。

「巨大なインフィニティ・サーガ・ボックスを出すなら――全てが入ったボックスにお金を払ってくださるのは(MCUの)ファンの方だと思いますから――本当にダメなシーンも、かなりたくさんお見せすることにします(笑)。」

すでにマーベル・スタジオは、『エンドゲーム』のクライマックスからカットされたシーンを米国で公開済み。ブルーレイには複数の削除シーンが収録されているが、ケヴィン社長は「そういうシーンをお見せするのは好きですよ」と話している。

「素晴らしいシーンを削除するのはたやすい決断ではありません。だけど、それが映画のためには最良の判断だったりする。“(ブルーレイで)公開しましょう”と言えるのはすごく良いことですよ、誰も見られないようなものではありませんから。ただし、誰にもお見せするべきでないものもありますが。最近、あまり満足していない場面を公開できるかどうかという話し合いをしているんです。」

またケヴィン社長は、新たな未公開シーンについて「遠からず発表すると思います」とも発言。一人の映画ファンとして、やむなく削除したシーンを発表することを重要視していることを認めた。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)の未公開シーン「トシ・ステーション(Tosche Station)」を引き合いに出しつつ、ケヴィン社長は「最高の場面じゃないし、映画に入れるべきでもない。だけど観られることがうれしいんですよね。そのシーンが撮影され、存在し、観られることが素晴らしいんです」と一言。「だから僕たちも、基本的に公開したいと思っています」。

ちなみに海外では、過去にマーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ1」「フェイズ2」それぞれについてBOXセットがリリースされていた。2019年8月12日現在、「フェイズ3」やインフィニティ・サーガのボックスについてのアナウンスはなされていない。

あわせて読みたい

Source: Empire

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly