ピーター・クイル、もはや英語喋れず?『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヒーローたちが「言葉の壁」に直面か

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる内容が含まれています。
マーベル・シネマティック・ユニバース作品の集大成として登場する映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヒーローたちが直面するのは闇の帝王サノスだけではない……かもしれない。より現実的な障壁である“言葉の壁”が、いよいよ彼らの問題として現れるかもしれないのだ。
その可能性を示唆したのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけてきたジェームズ・ガン監督である。かねてより一部のファンには知られていたことだが、ピーター・クイル/スター・ロード(クリス・プラット)は宇宙で英語を話していない。クイルの首には翻訳機が埋め込まれており、その力を借りて意思疎通を実現しているというのだ。
この事実は、第1作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)でピーターらがノバ軍に捕まった後の「マグショット(逮捕後の記録写真)・シーン」にて画面左下の文字でこっそりと説明されている。
They don’t. There’s a translator implant in their heads, as see in Quill in the mug shot scene. https://t.co/ZQLQJuqjDL
— James Gunn (@JamesGunn) 2015年7月31日
ちなみに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』公開後の2017年8月、ガン監督は「最近クイルが英語を話したとは言ってない」とも述べており、もはや今の彼が英語を話せるかどうかすら怪しいことも示唆している。父親であるエゴ(カート・ラッセル)とのコミュニケーションも翻訳機を介したものだったのか……?
むろんピーターに限らず、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーは誰も英語を話していないという。監督によれば、グルートを除いた全員が翻訳機を使っているというのだ。
Groot does not. The others all do. https://t.co/frbzeVIAlK
— James Gunn (@JamesGunn) 2017年10月3日
さて、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではアベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーがついに対面を果たすことになるという。ファン待望のクロスオーバーなのだが、さて、彼らはどうやってコミュニケーションを取るのだろうか? 唯一の頼みの綱であるクイルがもし英語を話せないとすれば……。
2017年7月に開催された「D23 Expo 2017」などで上映された本作の映像において、まずガーディアンズのメンバーはソー(クリス・ヘムズワース)と遭遇していたようだ。そこではどうやら一応のコミュニケーションを取ることに成功していたようである。しかしソーは元々アスガルドのキャラクターであり、もっといえば神様だ。ひとまず意思疎通に問題が生じないのもわかるだろう。
そういえばソーは、『マイティ・ソー』(2011)や『アベンジャーズ』(2012)などで地球にやってきた際にもあっさりと地球人と会話することに成功していた。もし『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で言葉の壁が問題になるとすれば、そこでコミュニケーションのカギを握るのはソー……なのかもしれない。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
筆者も薄々はわかっている。もはや「そんなこと言うのは野暮」というのは野暮というものだ。
Source: https://www.inverse.com/article/37066-avengers-infinity-war-guardians-of-the-galaxy-language-translator-chip
写真:ゼータ イメージ