マーベル社長『アベンジャーズ / インフィニティ・ウォー』が一部キャラクターの「最終章」であることを認める
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の集大成にして大きな転換点になるとみられる、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(原題:Avengers: Infinity War)』が少しずつ迫っている。全米公開は2018年5月4日と、まだ約10ヶ月先の話ではある(2017年6月25日現在)が、それでも本作に世界中のファンが早くも熱い視線を注いでいることは事実だろう。とりわけ大きな話題となっているのが、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスの“卒業説”である。
今回、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、本作がMCUに登場するキャラクター数名の「最終章」になることを明言した。
映画情報サイト「JoBlo」は、『スパイダーマン:ホームカミング』のプロモーションのために行われたインタビューで、ファイギ社長に対して“『インフィニティ・ウォー』は一部のキャラクターにとっての最終章(final chapter)になるんですか”という旨を尋ねたという。すると社長は、端的に「イエス」とだけ答えたようだ。
ファイギ社長によるこの回答には、いくつかの意味を想像することができる。前述したようにクリス・エヴァンスは『インフィニティ・ウォー』に次ぐ『アベンジャーズ』第4作での卒業を示唆している(もはや示唆というレベルですらない)が、過去にはこんな発言もしているのである。
「ロバート・ダウニー・Jr.が(トニー・スターク/アイアンマン役を)去る時がやってくる方が早いんだ。どうやってトニー・スターク役を入れ替えるのか、他の誰が(あの役を)演じられるのかはわからないけど」
こうした舞台裏の事情をまずは考慮して考えるなら、『インフィニティ・ウォー』そして『アベンジャーズ』第4作で「最終章」を迎えるのはアイアンマンとキャプテン・アメリカだと考えられる。もっともこの推測が的中しているのか、仮に的中しているとしてそれが物語上どんな意味を持つのかを確かめる術はないのだが……。
また舞台裏ではなく、あくまで『インフィニティ・ウォー』のストーリーに即して考えるなら、帝王サノスがインフィニティ・ストーンを求める以上、その命運が危ぶまれそうなのはロキ(トム・ヒドルストン)やヴィジョン(ポール・ベタニー)だろう。なおインフィニティ・ストーンについては以下の記事に詳しい。
しかしマーベル・スタジオは、これまでMCUの支えてきたキャラクターたちに「最終章」を迎えさせた上で、それからどこへ向かおうというのか? その疑問に対して、ファイギ社長はこう述べている。
「これらの作品(『インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ』第4作)を終えるまでに、僕たちはあと2年間、必死で仕事をすることになる。彼ら(俳優陣)も大変なハードワークをこなすんだよ。だから今考えていることは、これらの作品を完成させること、約束通りやり遂げることだけだよ。それから先のことは、そこでわかるだろうね」
まさに全力投球、完全燃焼。マーベル・スタジオは一体この2つの映画に何を仕掛けているのだろうか……。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年5月4日全米公開。つづく『アベンジャーズ』第4作は2019年4月26日(金)に全米公開予定だ。
Source: http://www.joblo.com/movie-news/exclusive-feige-says-infinity-war-to-be-final-chapter-for-some-mcu-regulars-573
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/アベンジャーズ-エイジ-オブ-ウルトロン-MovieNEX-デジタルコピー-MovieNEXワールド/dp/B014ULGV1Q/