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マーベル/Netflix『アイアン・フィスト』本予告解禁!第6話はラッパー・RZAが監督

マーベル/Netflixの新作ドラマ『アイアン・フィスト』の本予告がとうとう解禁された。2017年3月17日より配信予定の本作は、四大ヒーローの集結する『ディフェンダーズ』を控え、“最後のヒーロー”が登場する作品として注目されている。日本語字幕版も本日2月8日中には公開されるとみられるが、まずは完全原語版で、そのクールな仕上がりを堪能してほしい。

コミカルな導入にはじまり、アイアン・フィスト/ダニー・ランドのヘビーな過去へと遡ったかと思いきや、“家族”をめぐる人間ドラマを思わせる意味深なセリフが次々に登場。激しいカンフー・アクションと、小気味良いヒップホップ・ナンバーも印象的な予告編だ。『ルーク・ケイジ』とはまた異なる、軽やかでスピード感あふれる映像が期待感を煽ってくれる。

予告編からも察しがつくように、『アイアン・フィスト』は、マーベル/Netflixの前作『ルーク・ケイジ』につづき、作品とヒップホップが深い関係にあるドラマになりそうだ。主演のフィン・ジョーンズは先日、本作の第6話をラッパーのRZA(ウータン・クラン)が監督していることを明かしている。フィンはドラマとヒップホップについて、以下のように述べた。

「この役を演じる前に、ダニー・ランドが聴きそうな音楽でiPodのプレイリストを作ったんだ。90年代のヒップホップが多いんだよ。デ・ラ・ソウルやジュラシック5、ア・トライブ・コールド・クエスト、ウータン・クランとか。ダニーが実際に聴いてそうな音楽だし、ドラマで取り上げているしね。エピソードのひとつ、第6話はRZAが監督したんだ。だからヒップホップと『アイアン・フィスト』はとても近い関係にある」

またフィンは、RZAについて「求めているものにとても良いビジョンがある。マーシャル・アーツをよく理解しているしね」と信頼を表明している。それもそのはず、RZAはカンフー映画に非常に造詣が深く、あらゆる映画に楽曲を提供してきたほか、2012年には『アイアン・フィスト』という本作と同じタイトルの映画を監督しているのだ(原題は“The Man with the Iron Fists”)。

http://www.filmofilia.com/six-photos-from-the-man-with-the-iron-fists-115339/ (C) 2012 Universal Pictures
http://www.filmofilia.com/six-photos-from-the-man-with-the-iron-fists-115339/ (C) 2012 Universal Pictures

この『アイアン・フィスト』(2012年)は、今回ドラマ化されるマーベルのコミックとは無関係。しかし、この映画でRZAは原案・脚本・音楽・出演・監督を兼任する活躍を見せている。残念ながら批評家からの評価はふるわなかったが、カルト的な人気を博して、まさかの続編も製作されているほどだ(RZAは出演・脚本・製作総指揮を担当)。今回、ドラマ『アイアン・フィスト』を監督することには、彼なりのリベンジでもあるのかもしれない。

なおRZAが手がける第6話のタイトルは“Immortal Emerges From Cave”。アイアン・フィストのオリジンを描く超重要エピソードではないか、とも噂されているが……。

マーベル/Netflix『アイアン・フィスト』は2017年3月17日よりNetflixにて配信予定

sources: http://comicbook.com/2017/02/07/new-marvels-iron-fist-trailer-released/
http://mcuexchange.com/hiphop-icon-rza-direct-episode-iron-fist/
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=f9OKL5no-S0
(C) Netflix

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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