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MCUドラマ「アイアンハート」は科学と魔法の対決描く ─ ヴィランはザ・フッド、『シビル・ウォー』から思わぬ人物も復帰

アイアンハート(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「アイアンハート(原題:Ironheart)」の初映像が、ディズニーの大型イベント「D23 Expo」の会場にて限定上映された。今回のプレゼンテーションでは、いくつかの新情報が明らかになっている。

Marvel.comによると、本作の時系列は『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の後。主人公のアイアンハート/リリ・ウィリアムズ(演:ドミニク・ソーン)はマサチューセッツ工科大学(MIT)で学ぶ15歳の少女だが、『ワカンダ・フォーエバー』で初登場したのち、自分の道筋を歩みはじめることになるようだ。

また、『イン・ザ・ハイツ』(2021)のアンソニー・ラモスが演じるのはヴィランのザ・フッド/パーカー・ロビンス役。魔法を操るキャラクターで、コミックには2002年に初登場した比較的歴史の浅いヴィランだ。ステージに登壇したアンソニーは、自身の演じるパーカーを「自分は善をなしていると心から信じている人物。周囲の人々を愛しているのです」と説明。マーベルによると、本作は「科学と魔法の対立を掘り下げる」シリーズになるという。

ちなみに会場で上映された映像には、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以来の再登場となるMIT職員も姿を見せたとのこと。『シビル・ウォー』の冒頭、トニー・スタークがB.A.R.F.システムを学生にプレゼンし、奨学金の「セプテンバー基金」を発表した後、舞台袖でトニーを待っていた人物だ。「その奨学金は教職員にも出ますかね? 自動ホットドッグ焼き器なんですが」と提案していたが、「アイアンハート」ではリリを教える立場になっているようだから大出世である。演じるのは同作に続き、数々の映画・ドラマに出演するジム・ラッシュだ。

脚本・製作総指揮は「スノーピアサー」(2020)のチナカ・ホッジが務め、エピソード監督は「親愛なる白人様」のサム・ベイリー、「アトランタ」のアンジェラ・バーンズが就任。『ブラックパンサー』シリーズのライアン・クーグラー監督も製作総指揮に名を連ねている。

出演者はアイアンハート/リリ・ウィリアムズ役に『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のドミニク・ソーン、ヴィランのザ・フッド/パーカー・ロビンス役に『イン・ザ・ハイツ』(2021)のアンソニー・ラモス。リリの親友役を「THIS IS US/ディス・イズ・アス」(2016-)のリリック・ロスが演じるほか、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のオールデン・エアエンライク、「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」(2018‐2021)のマニー・モンタナ、新鋭ハーパー・アンソニーらが出演する。

ドラマ「アイアンハート(原題:Ironheart)」は2023年秋にディズニープラスで独占配信予定

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Sources: Marvel.com, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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