オスカー・アイザック、『西部戦線異状なし』監督の実話犯罪スリラーに出演交渉中 ─ ロバート・ダウニー・Jr.製作

2023年(第95回)アカデミー賞で国際長編映画賞ほか4部門に輝いた『西部戦線異状なし』(2022)の監督エドワード・ベルガーによる新作ドラマ「Helltown(原題)」に、『スター・ウォーズ』シリーズや「ムーンナイト」(2022)のオスカー・アイザックが出演交渉中であることがわかった。米Varietyが報じている。
Amazonにて開発中の本企画は、1話1時間となる全8話構成の犯罪スリラーシリーズ。『猫のゆりかご』『スローターハウス5』などで知られる小説家カート・ヴォネガットが、有名になる以前、マサチューセッツ州で記者として働いていた当時に遭遇した殺人事件を描く実話犯罪スリラーだ。契約が締結された場合、アイザックは主人公のヴォネガット役を演じる。
1969年、カート・ヴォネガットはケープコッドで妻と5人の子どもと暮らす、売れない小説家・自動車セールスマンだった。ある日、二人の女性が行方不明になり、のちにプロビンスタウン郊外の砂丘にて遺体で発見される。事件に取りつかれたカートは、やがて連続殺人事件の犯人捜しに巻き込まれ、第一容疑者と危険な絆を結ぶことになる……。
原作はケイシー・シャーマンの同名ノンフィクション作品で、脚本・ショーランナーは「セヴェランス」(2022‐)のモハマド・エル・マーシが務める。製作総指揮にはエル・マーシとベルガー、シャーマンのほか、俳優のロバート・ダウニー・Jr.、スーザン・ダウニーらも参加。アイザックが主演に決定した場合、同じく名を連ねることになるという。
『スター・ウォーズ』続3部作のポー・ダメロン役で知られるアイザックは、Netflix映画『トリプル・フロンティア』(2019)や『DUNE/デューン 砂の惑星』(2020)「ムーンナイト」など数々の話題作に出演。2023年はポール・シュレイダー監督『カード・カウンター』の日本公開のほか、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』も控えている。
なお、ドイツ出身のベルガーは『ぼくらの家路』(2013)やベネディクト・カンバーバッチ主演「パトリック・メルローズ」(2018)で監督を務めたほか、「ザ・テラー」シーズン1(2018)や「Your Honor/追い詰められた判事」(2020‐)で製作総指揮を担った。
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Source: Variety