『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』まさに化け物、もうすぐ『エクソシスト』超え!北米で興収3億ドル突破の見込み

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が驚くべき躍進を続けている。
スティーヴン・キングの傑作ホラー小説をアンディ・ムスキエティ監督が映画化した本作は、アメリカにて公開後3日間で興行収入1億2,340万ドルを突破。『スパイダーマン:ホームカミング』『ワンダーウーマン』といった夏の話題作すらなぎ倒す勢いで、世界各国にてホラー映画としての記録を更新しながらついに2度目の週末を迎えた。
米ハリウッド・レポーター誌によると、『IT/イット』は2017年9月15~17日(現地時間)の3日間で推定6,000万ドルを稼ぎ、17日時点の米国興収は2億1,871万ドルを突破。同じくR指定のホラー映画として、批評・興行の両面で話題を集めた『ゲット・アウト』(2017年10月27日公開)の1億7,548万ドルを超える記録となった。

R指定のホラー映画として史上最高の米国興収を誇るのは、かの『エクソシスト』(1973)が再上映などを含めてこれまでに稼ぎ出した2億3,290万ドル(2017年9月18日時点、インフレの影響は考慮せず)。ただし『IT/イット』のペースを見るかぎり、残り数日で記録更新となることは間違いないだろう。米ハリウッド・レポーター誌は、本作が最終的に北米で3億ドルを突破するという予測を立てている。
なお海外の記録に目を転じてみれば、本作は米国以外の56市場で週末3日間に6,030万ドルの収入を獲得。累計で1億5,260万ドルを達成しており、米国内の収入と合わせると早くも3億7,131万ドルという恐るべき数字となっている。
ハリウッドの映画業界が期待したほどの活況とならなかった2017年の夏を経て、あらゆる期待を背負ったまま『IT/イット』は今後もその成績を伸ばし続けることになりそうだ。批評・興行の両面でさらなる成果を残し、ホラー映画の新たなマスターピースへと仲間入りを果たすことができるのか、今後の動向が気になるばかりである。
ちなみに2017年秋、日本は『アナベル 死霊人形の誕生』(10月13日公開)、『ゲット・アウト』、『ソウ:レガシー』(11月10日)、そして本作『IT/イット』とホラー/スリラー映画がハイペースで封切られることになる。そのほかの映画も含めて話題作が連続するこの激戦区で、この“化け物”はどんな成績を収めることになるのだろうか……?
映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は2017年11月3日より全国ロードショー。
Sources: http://www.hollywoodreporter.com/news/weekend-box-office-it-devours-jennifer-lawrences-mother-60m-1039986
http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=main&id=it.htm
http://www.boxofficemojo.com/genres/chart/?id=rratedhorror.htm
http://screenrant.com/it-movie-2017-second-weekend-box-office/
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