ブルース・バナーとナターシャ・ロマノフは「結ばれない恋人たち」 ― ハルクとブラック・ウィドウの今後、マーク・ラファロが示唆

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2008年に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成だ。一連の物語がフィナーレを迎えるというストーリーは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長いわく「すべての伏線を回収する」ものになるという。
2015年『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』以来の地球への帰還となるブルース・バナー/ハルクにも、いまだ解決されていない“物語”がある。スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウとの微妙な恋愛関係だ。来たる「集大成」で、二人の物語はどんな展開を迎えることになるのか……。ハルク役のマーク・ラファロが、言葉少なにその可能性を示唆している。
この記事には、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のネタバレが含まれています。
ブルース・バナーとナターシャ・ロマノフは「結ばれない恋人たち」
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、物語の随所でナターシャとブルースが少しずつ心を通わせる様子がうかがえた。しかしクライマックスにおいて、ブルース/ハルクは自分の暴走を理由に、クインジェットに乗って「自分の存在が脅威とならない場所」を求めて去っていくのだった。その後、彼が惑星サカールの剣闘士として名声を得たことは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)で描かれている。
2017年夏、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の撮影現場にて、マークはブルースとナターシャの恋愛関係についてコメントしている。地球に戻ったブルースは、どのように彼女と再会するのか……。
「二人は結ばれない恋人たち(star-crossed lovers)です。報われるにせよ、報われないにせよ、彼らは残りの人生を通して向き合っていくと思いますよ。やり直すのか、そうではないのか、すぐに決まるものではないと思うんです。」
ここで示唆されているのは、やはり二人の関係がなんらかの形で続いていること、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で、その現在形についての言及があるということだろう。
マークのコメントが発されたのと同時期である2017年7月、スカーレットはテレビ番組にて、本作ではブルースとナターシャの関係が「ボロボロになっている」と述べていた。「どうしてなのかはわからないんですけど、ナターシャはすごくダメージを受けてるんですよ。ブルースとの間に何かがあったんですね。」
二人の関係が今後どのように変わっていくのかはまだわからない。しかし『マイティ・ソー バトルロイヤル』で、2年間ハルクのままになっていたブルースを人間の姿に戻したのは、偶然再生されたナターシャの映像だったのだ。ブルース/ハルクの中には、まだ間違いなくナターシャへの特別な感情が残されている。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
Source: Comicbook.com
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