【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』衝撃の珍説、思わぬ説得力で話題に

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)と続編『アベンジャーズ/エンドゲーム』をめぐって、米国のファンの間で衝撃の新説が話題を呼んでいる。
この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレが含まれています。

サノス、自分もうっかり消滅させてしまった説
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末において、サノスは6つのインフィニティ・ストーンを手中に収め、指を鳴らして全宇宙の生命を半減させることに成功する。直後、サノスは激闘の舞台となったワカンダから姿を消し、最後にはどこかの農村のような場所で穏やかな表情を浮かべていた。では、ここはどこなのか?
このたび米国の掲示板サイト「Reddit」に投稿された衝撃の新説とは、「サノスも指パッチンによって消滅してしまった」というものだ。この説を提案したユーザーいわく、サノスはソウル・ストーンを思わせる世界で幼いガモーラと話したのち、真っ先に“ソウル・ストーンの世界”へと取り込まれてしまったのではないかというのだ。また、消滅してしまったヒーローたちもサノスと同じ世界にいるのではないかと。この人物は、サノスの手にはインフィニティ・ストーンが残っているため、その世界から元の世界へ戻ってくることもできるのだろうと予測している。
推論が正しければ、『インフィニティ・ウォー』で消滅したヒーローたちやサノスは、これまでマーベル・シネマティック・ユニバースで描かれてきた世界からは消えてしまったものの、また別の世界で生きているということになる。すなわち『エンドゲーム』では、ヒーローたちが、“もうひとつの世界”から元の世界へと仲間を取り戻す物語になるのではないか、というわけだ。

Redditのユーザーたちは、この説について極めて真剣に検討している。「サノスは自分が例外だとは思っていなかったはず」、「サノスは自分をヴィランだとは考えていなかった。ヒーローでも自分の行動にはリスクが伴うもの。もし自分だけは例外だと考えていたら、サノスは自分のことをモンスターだと捉えるだろう」。“うっかり自分も消滅させてしまった”と考えれば間抜けにも思えるが、十分にありうる可能性ということなのか…?
ひとつだけ指摘しておくならば、この仮説にはひとつの落とし穴がある。アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、指パッチンの後にサノスとガモーラが話すシーンは「ソウル・ストーンの中」だと述べているものの、それは文字通りの意味ではないことを明かしているのだ。「(幼い)ガモーラは魂が現れたもので、ソウル・ストーンにはそれだけの力がある。あれは彼の苦しみや罪悪感を示すシーンであって、それ以上の解釈はしていません」。すなわちサノスが消滅したにせよ、その行き先は“ソウル・ストーンの世界”ではなさそうだ。
しかしルッソ監督は、最後にサノスのいた場所が別世界でないとまでは述べていない。わかっていることは、指パッチンの後にサノスがどこかへ消えてしまったこと、そしてヒーローたちが次々と塵のように消えてしまったことだ。彼らはサノスともども別の世界に送り込まれてしまったのか、それとも本当に“塵”になってしまったのか?
すべての答えが示される、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日より全国ロードショー。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html