トム・ヒドルストン『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』予告編に感動 ― ロキ役決定当時、マーベル社長との思い出語る

映画『マイティ・ソー』シリーズでロキ役を演じてきた俳優トム・ヒドルストンが、来る『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編について感想を語った。
2011年『マイティ・ソー』でマーベル・シネマティック・ユニバースに初登場したヒドルストンは、今や『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)といった大作映画をはじめ、数々の映画やドラマで活躍するスター俳優の一人だ。
ロキ役決定当時を思い出して「感動した」
英Empire誌のポッドキャストに登場したヒドルストンは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編について感想を求められると、「素晴らしい仕上がりですよね。とてもエキサイティングですよ」と一言。これまで断続的にロキを演じてきた人物として、その感慨を語っている。
「感動した…変な言い方ですけど、すごく感動しました。10年くらい前、僕が初めてロキ役に決まった時のことを思い出して。ケヴィン・ファイギ、マーベル・スタジオの社長に呼び出されて、祝ってもらったんですけど、そこで彼に“アベンジャーズの話をさせてほしい”と言われたんですね。僕が『マイティ・ソー』に出るんだ、と思いましたよ。」
その時ファイギ社長は、ヒドルストンに対して、数多くの映画からなるマーベル・シネマティック・ユニバースを構築するという夢を語ったという。その想いを実現するように、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソーたちヒーローの物語は『アベンジャーズ』(2012)に結びつき、その後も現在に至るまで拡大を続けてきた。
「その後すぐ、マーベル・シネマティック・ユニバースはとんでもない規模になりましたね。すごく多くのキャラクターがいて、彼らが皆さんに受け入れられ、見守られ、愛されて。『キャプテン・アメリカ』にしろ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にしろ、今や本当にたくさんの人が関わっている。本当に素晴らしいことだし、稀有なことだと言っていいでしょう。参加できてすごく幸運だと思いますし、だから(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に)興奮しているんです。」
思えばヒドルストンは、ロバート・ダウニー・Jr.やクリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワースほか『アベンジャーズ』第1作のヒーローを演じた俳優たちと同じく、マーベル・シネマティック・ユニバースの黎明期を支えてきた人物である。『マイティ・ソー』以来、ロキはヴィランとして世界中の観客に愛されてきたが、その間、ヒドルストンのキャリアの飛躍には目を見張るものがあった。ロキとヒドルストンは、ユニバースが拡大すると同時に成長していったのだといってもいいかもしれない。
ソーとロキをめぐる物語は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)でひとつの到達点を迎えた。では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ロキは闇の帝王サノスを相手にしてどのように立ち振る舞うことになるのだろうか。ファイギ社長は、こんな気になる発言も残しているが……。
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
Sources: http://comicbook.com/marvel/2018/01/29/avengers-infinity-war-trailer-tom-hiddleston-reaction-loki-thor/
https://soundcloud.com/empiremagazine/297-tom-hiddleston-nick-park-dylan-obrien
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