『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』大スケールに出演者が驚嘆!「映画3本分」「1作目とは比較にならない」

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のスケール感をいまさら説明するのは野暮というものだろう。『アイアンマン』(2008)に始まった10年間の総決算にして、一連のストーリーを一度終わらせるという本作では、過去に登場した60名以上の豪華出演者が一堂に会するというのだ。
観客としてもかつてないほどのお祭り騒ぎとなる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、そのプロジェクトやプロットの規模で出演者たちの度肝を抜いた。キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ブラック・ウィドウ役のスカーレット・ヨハンソンのほか、なんと脚本の全貌を知るというドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチが、その驚くべきスケールに驚嘆の声を漏らしている。
「映画3本分」「『アベンジャーズ』1作目どころじゃない」
2017年夏、撮影現場で行われた米Entertainment Tonightによるインタビューで、スカーレット・ヨハンソンは「3本の映画に一気に出ているような感じ」と語った。予告編からも察せるように、大勢のキャラクターが入り乱れることになる本作では、それぞれの舞台でそれぞれのストーリーが展開されることになるようなのだ。
「この映画はプロット本位の作品で……すべてのピースが、複雑で入り組んだものの中でひとつにまとまるんです。すべてを明快にまとめることが、この映画の目的だと思うんですね。ですから、3本の映画が一気に展開しているかのように感じます。いろんな状況下でいろんなキャラクターと出会って、しかも全員が揃っちゃうんですから。」
このインタビューの時点で、ヨハンソンは「60人以上の出演者の、75%くらいとは一緒に仕事をしてません」と述べている。「彼らの演じるキャラクターは、(自分たちとは)また別の場所にいるわけですから」。
また2012年、『アベンジャーズ』でヒーローたちが勢揃いした驚きを記憶している人も少なくはないだろう。『アイアンマン』シリーズ、『インクレディブル・ハルク』(2008)、『マイティ・ソー』(2011)、そして『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)という異なる趣向の作品群からヒーローが共演したのだ。
しかし、本作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はそれどころの騒ぎではない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、『アントマン』(2015)、『ドクター・ストレンジ』(2016)、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『ブラックパンサー』(2018)という、テイストもストーリーもバラバラな作品のヒーローたちが全員集合するのである。
こうした途方もない試みにただ感嘆するのは、マーベル・シネマティック・ユニバースの黎明期から携わるクリス・エヴァンスだ。
「(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は)とにかく、あらゆる異なった映画の集合体なんですよ。『アベンジャーズ』の1作目は楽しかったですが、集まったキャラクターたちの冒険が、それぞれ完全に独立していたわけではなかったでしょう。これはかつてない映画だと思いますよ。ありとあらゆるシリーズを集めて、本気でひとつのシチューを作ろうとするなんて。『アベンジャーズ』は確かに意欲的だった。でも本作とは比べ物になりません。」
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ウェブサイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html
Sources: ScreenRant, Comicbook.com