ヒュー・ジャックマン、『X-MEN』ウルヴァリン役で唸りすぎて声帯にダメージ ─ 「ボーカルコーチがゾっとするレベル」

『X-MEN』シリーズで17年間にわたりウルヴァリン役を演じたヒュー・ジャックマンは、ウルヴァリンの唸り声や怒鳴り声のせいで、声帯にダメージを受けていたようだ。
英BBCのポッドキャスト番組「Front Row」に出演したジャックマンは「ウルヴァリンを演じたことで、声帯にダメージを負ってしまいました」と説明。「僕のファルセットは以前ほど強くなくなり、それは唸り声や怒鳴り声が直接的な原因だと思います。演劇学校のボーカル・コーチは、(ウルヴァリン役で)僕がやったことにゾっとするのではないでしょうか」と 語っている。
「学校では、どうやって自分の声を壊さずに大声を出したり怒鳴ったりするのかといった技術を学びました。でもウルヴァリンを演じている時は叫んだり怒鳴ったりしたので、自分の声にダメージを与えたと思うようなことをやってしまいました。今は対処しているところです。歌の先生と一緒に仕事をしているし、自分(の声を)を傷つけないように努めて、どの役でも身体の動きと発声準備に力を入れています。」
映画だけでなく、ブロードウェイ・ミュージカルにも出演して活躍しているジャックマンにとって、声帯のダメージは大きな負担になったに違いない。しかし、そんなリスクもなんのその、『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業したジャックマンは、マーベル映画『デッドプール3(仮題)』で同役を再演する。その準備のために声帯を傷つけないよう、唸ったり声を荒げる方法をヴォイス・コーチと一緒に取り組んでいるということだろう。
なおジャックマンは、“声の筋肉”だけでなく“身体の筋肉”も増量するべく、バルクアップに向けて日々トレーニングに励んでいる。
ジャックマンがウルヴァリン役で復活する『デッドプール3(仮題)』は、2024年11月8日に米国公開予定。その「声」にも注目したい。
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Source:Front Row