『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ジェイク・ギレンホール、ミステリオ役での登場を示唆 ─ 出演報道後はじめて

映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の続編となる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』への出演交渉が報じられていたジェイク・ギレンホールが、報道通り、ヴィランのミステリオとして劇中に登場することを示唆した。
このたびジェイクのInstagramには、「スパイダーマン役じゃないと気づいたところ」という言葉とともに、ジェイクがコミック「アメイジング・スパイダーマン」のミステリオ登場回を読み、呆然として「Wow, what’the fuc…(なんだこりゃ)」と口にする映像が投稿されている。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のラストを思い出した方もいるのではないだろうか。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に、ジェイクがミステリオ役で出演交渉に入っていると最初に報じられたのは2018年5月のこと。8月には撮影地となったイギリス・ロンドンを訪れていたことも判明しているが、現在に至るまで出演の公式発表はなされておらず、ジェイク本人を含めた関係者も事実を明かしていない。すなわち今回の映像が、報道後はじめての動きといっていいのである。
ジェイクが演じるとみられるクエンティン・ベック/ミステリオは、“スパイダーマンの生みの親”であるスタン・リー&スティーブ・ディッコが1964年に生み出したキャラクター。映画特殊効果のスペシャリストで、技術と才能を、犯罪行為やスパイダーマンとの対決に注ぎ込む。
実は今回の映像には、本編に関係する可能性のある“手がかり”が二つ映り込んでいる。ひとつはジェイクが読んでいるコミック「アメイジング・スパイダーマン」#311(1989年刊行)で、ミステリオは一人の青年が命を落とした責任をピーター・パーカーに被せようと企む。もうひとつは壁に掛かっているコミック「アメイジング・スパイダーマン」#66(1968年刊行)で、こちらは脱獄したミステリオがスパイダーマンへの復讐を画策するストーリーだ。さて、これらのコミックは映画の内容とリンクしているのだろうか?
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』の直後から始まるとされており、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によれば“夏休みを舞台に、ピーター・パーカーと仲間たちがヨーロッパへ出かける話”だという。
本作には主演のトム・ホランドをはじめ、ゼンデイヤ演じるミシェルなど前作『ホームカミング』に登場したクラスメイトたちが再登場。ヴィランのミステリオ役を『ナイトクローラー』(2014)などのジェイク・ギレンホールが演じるとみられ、前作でバルチャー役を演じたマイケル・キートンが再登場するとの情報もある。なおマーベル・シネマティック・ユニバースからは、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリー、コビー・スマルダーズ演じるマリア・ヒルが登場すると伝えられた。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年7月5日に米国公開予定。前作のジョン・ワッツ監督、脚本家のエリック・ソマーズ&クリス・マッケナ、音楽家のマイケル・ジアッキーノがそれぞれ続投する。
Source: Jake Gyllenhaal