『X-MEN』ジェームズ・マカヴォイ、コロナ禍題材の新作映画で主演 ─ 不仲夫婦の悲喜劇、『愛を読むひと』監督最新作

『X-MEN』シリーズや『ミスター・ガラス』(2019)などのジェームズ・マカヴォイ、『ゲーム・ナイト』(2018)のシャロン・ホーガンが、コロナ禍を題材した新作映画『Together(原題)』に出演していることがわかった。既に撮影は終了している模様で、現在は編集作業中のようだ。米Deadlineなどが報じている。
英BBCによる本作では、2020年3月からの現在に至るまでの出来事を背景に、愉快で胸が張り裂けるような一組の夫婦の物語が描かれるという。マカヴォイはコンピューター・コンサルタント会社を経営する自営業者役を演じており、ホーガンは難民の慈善活動家役として登場するとのこと。そんな夫婦の関係は、10歳の息子の存在によってどうにか維持されていた。関係が不安定な夫婦は、新型コロナウイルスによる、ロックダウンという未曾有の現実を通して、自分自身や夫婦の関係性を見直すことを余儀なくされていく。
監督を務めたのは、『愛を読むひと』(2008)『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011)や、ドラマ「ザ・クラウン」(2016-)などのスティーブン・ダルドリー。脚本を執筆したデニス・ケリーは、ドラマ「ユートピア」(2014)「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」(2020)を手がけたことで知られる人物だ。そんなケリーは本作について以下のように説明している。
「お互いに大嫌いなのに、話しかけない、考えない、気付かないふり、コミュニケーションを取らない、同じ部屋で過ごさないという形で、どうにか一緒に生活していく方法を見つけた夫婦が、ロックダウンに直面してしまう様を描いた物語。生きること以外に何の共通点もないふたりが、どのようにして互いの体験を共有していくのか、そして愛するものを憎み、憎むものを愛することが出来るのかという内容になっています。」
一方でマカヴォイは、本作について「陽気で心が込もっていて、楽しくて思わず笑ってしまうような人間関係と、私たちが生きてきたこの1年間に起こった悲劇に直面している夫婦の物語が描かれています」と語っている。なお本作の公開・放送時期は不明だ。
Source:Deadline