『アクアマン』ジェームズ・ワン監督、新作ホラー映画を発表へ ─ 続編製作前に『ソウ』『死霊館』生みの親が原点回帰

DCコミックス原作映画『アクアマン』(2018)を世界興収11億ドル以上の大ヒットに導いたジェームズ・ワン監督が、2022年12月に米国公開予定の『アクアマン2(仮題)』に先がけて、自身のルーツであるホラー映画を新たに手がけることがわかった。米Variety、The Hollywood Reporterなどが報じている。
ハリウッド随一のヒットメーカーであるワン監督は、映画界に「ソリッド・シチュエーション・スリラー」なるジャンルを定着させた『ソウ』シリーズや、ホラー映画屈指の人気を誇る『死霊館』ユニバースの生みの親。原点回帰となる新作の内容は不明だが、The Hollywood Reporterによると「ホラーにおいてワン監督がまだ描いていない一角を扱うとみられる」とのこと。原案はワン監督と、『死霊館のシスター』(2018)の女優イングリッド・ビスが担当。二人は2019年6月に結婚したばかりで、公私ともにパートナーとして本企画に挑む。なお、脚本家は決定していない。
製作を務めるのは、『死霊館』ユニバース作品で監督とタッグを組んでいる米New Line Cinema。中国企業のStarlight MediaとMidas Innovationが独立して出資しており、中国での配給権を保有する。なお、ワン監督は自身の製作会社Atomic Monsterを通じてプロデューサーも兼任。『ライト/オフ』(2016)『死霊館のシスター』のプロデューサーであるマイケル・クリアーも参加する。
なおワン監督は、『アクアマン』のスピンオフ映画『ザ・トレンチ(原題:The Trench)』や、『死霊館3(原題:The Conjuring 3)』、クリス・ロック原案の『ソウ』シリーズ最新作『The Organ Donor(原題)』、実写映画版『モータルコンバット(原題:Mortal Combat)』のプロデュースを担当。『アクアマン』続編にどのような形で関与するかは発表されていないが、続編の準備に入る前にホラーを撮りたいとの意志から本作に着手しているという。撮影は2019年秋にロサンゼルスで実施される予定。完全なる新作ホラー、果たしてどんな作品に?
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