「ウォーキング・デッド」ジェフリー・ディーン・モーガン、DCのアンチ・ヒーロー「ロボ」役に熱意 ─ ロック様も推薦

「ウォーキング・デッド」(2010-)のニーガン役で知られるジェフリー・ディーン・モーガンは『ウォッチメン』(2009)でコメディアン役を演じ、DC映画の仲間入りを果たしている。その後、映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でブルース・ウェイン/バットマンの父親トーマス・ウェインを演じ、DC映画でその存在感を増しつつある。
このたびモーガンは演じてみたいヒーローとして、DCコミックスのアンチ・ヒーローであるロボの名前を挙げた。英Metroなど複数のメディアが伝えている。
ロボ役への長年の思い
モーガンがロボ役希望の旨を明かしたのは「ウォーキング・デッド」ファンイベント、Walker Stalker Conに出演した際のこと。ファンにどのスーパーヒーローを演じたいかと質問され、モーガンはこう語った。
「唯一DCで演じてみたいと思うのは、ロボですね。めちゃくちゃカッコイイから。マーベルはよく分からないかな。映画に出演している人はみんな良いと思いますよ。最高のキャラクターは全部演じられているんじゃないかな。」
ロボは2メートルを超える身長や超人的な筋力、そして強力な回復力を持つ宇宙人。故郷のツァルニアを破壊した後、宇宙一残忍で有能なバウンティハンターとして活躍するようになった。利己的で暴力を好み、目的達成のためには殺人も厭わないが、交わした約束だけは守る、アンチヒーローである。
モーガンは以前からロボを演じることに興味を示しており、2009年には米MovieWebに対してロボを演じるのは「とてもクール」だとコメントしていた。自身はロボほどの大柄ではないと自認するモーガンは、「プロボクサーのミッキー・ローグの体を僕の頭につけてくれたらもう完璧だね」と冗談を言いながら思いを語っていた。

以前から実写化の動きも
ファンから絶大なる人気を誇るキャラクターであることから、ロボを実写化する企画は2009年頃より存在していた。
当時は『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督と『マイティ・ソー』(2011)脚本家のドン・ペインが起用され、ロボが逃亡者を追って地球にやってくるストーリーで製作準備が進められていたそうだ。しかしリッチー監督が、この企画ではなく『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(2011)を先に手がける決断をしたことで、制作は頓挫。その後『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)でタッグを組んだドウェイン・ジョンソンが主演、ブラッド・ペイトンがメガホンを取るとも報じられたが、こちらも実現には至らなかった。
近年では、『ワンダー・ウーマン』(2017)の原案を手がけたジェイソン・フックスが脚本を執筆し、『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが監督を務める予定だと報じられた。だが、フックスが執筆した脚本をそのまま実現すると予算を超過してしまうため、現在脚本をリライト中だとされている。
モーガンに頼もしい味方登場
ロボの実写化に向けた動きが難航している中、DC映画『ウォッチメン』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に出演してきたモーガンがロボを演じる可能性は果たしてあるだろうか。
そんな中、嬉しい助っ人が登場した。ドウェイン・ジョンソンがモーガンがロボを演じることについて、Twitter上で「もちろんイエス」とコメントしたのである。
Hell yes
— Dwayne Johnson (@TheRock) 2018年9月1日
ジョンソンはDCが企画中の映画『ブラックアダム(邦題未定、原題:Black Adam)』で主人公を演じる予定。そんなジョンソンが推薦してくれるのであれば、モーガンがロボを演じるのは夢ではないかもしれない?
Sources: Metro, ScreenRant
Eyecatch Image:Gage Skidmore