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ジェイク・ギレンホール、『THE GUILTY/ギルティ』米リメイク版で主演・製作へ ─ 犯人は、音の中に、潜んでいる

Jake Gyllenhaal ジェイク・ギレンホール
Photo by Siebbi http://www.ipernity.com/home/siebbi

『ナイトクローラー』(2014)や『サウスポー』(2016)などのジェイク・ギレンホールが、第34回サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドラマ部門観客賞を受賞したデンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』の米リメイク版で主演を務めることが明らかになった。Varietyが報じている。

デンマークの新鋭グスタフ・モーラー監督によって手がけられた『THE GUILTY/ギルティ』は、「電話からの声と音だけで、誘拐事件を解決する」というシンプルな設定ながらも、予測不可能な展開で観る者を圧倒。第34回サンダンス映画祭では、『search/サーチ』(NEXT部門)と並び、観客賞(ワールド・シネマ・ドラマ部門)を受賞した。米映画批評サイトRotten Tomatoesで100%の高評価を受けたほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞デンマーク代表にも選出されている。

主人公は、緊急通報司令室のオペレーターとして働くアスガー・ホルム。ある日、アスガーは誘拐された女性自身からの通報を受ける。事件解決方法は電話のみ。内なる悪魔と戦いつつ、その女性を救うために微かに聞こえる音のみを手掛かりに事件解決へと動き出すのだった。

THE GUILTY/ギルティ
© 2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

ギレンホールは同映画のアメリカ版リメイクで主演を務めるだけでなく、自身の製作会社Nine Storiesを通じてプロデュースも担当。同じくNine Storiesより『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)のリヴァ・マーカー、米Bold Filmsより『ナイトクローラー』『セッション』(2014)のミシェル・リトヴァクと、ナタリー・ポートマン主演映画『Vox Lux(原題)』のゲイリー・マイケル・ウォルターズ、デイビット・リトヴァク、スヴェトラナ・メトキナがプロデューサーとして参加する。オリジナル版のグスタフ・モーラー監督と、プロデューサーを務めたリナ・フリントは、エグゼキュティブ・プロデューサーとして本作に携わる予定だ。

発表にあわせて、それぞれがコメントを発表している。

ギレンホールとマーカー:「『THE GUILTY/ギルティ』をサンダンスで鑑賞して、圧倒されました。モーラーの映画は鋭いキャラクター研究に緊迫感を巧みに織り込んでいて、Nine Storiesが是非とも製作したいと思う、ぴったりの題材です。Bold Filmsと共にアメリカの観客向けに映画化することができ、光栄に思います。」

ミシェル・リトヴァク:「我々はこの素晴らしい作品を、ジェイクのために獲得できたことを嬉しく思います。本作は、彼が緊張感あふれる気高いスリラーを製作できる最高の媒体です。」

リナ・フリント:「我々はこのコラボレーションに実に期待を寄せています。『THE GUILTY/ギルティ』の素晴らしい旅路を続けられることが楽しみです。」

ちなみに、ギレンホールはドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-)や映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)などのドクター・ストレンジ役で知られるベネディクト・カンバーバッチと共演する『Rio(原題)』でも製作を担当予定。俳優としては、映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』にミステリオ役で出演することが発表されたばかりだ。次回作はNetflix映画『Velvet Buzzsaw(原題)』になる見込み。

オリジナルのデンマーク版『THE GUILTY/ギルティ』は、2019年2月22日より新宿武蔵野館/ヒューマントラスト渋谷ほか全国公開。米リメイク版『THE GUILTY/ギルティ』は2019年春より撮影開始予定だ。

『THE GUILTY/ギルティ』公式サイト:https://guilty-movie.jp

Source: Variety

Writer

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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