『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カットは「ありえるはずがない」、存在の説が否定される

バットマン/ブルース・ウェイン役のベン・アフレック、ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス役のガル・ガドットが「#ReleaseTheSnyderCut」を表明した盛り上がりも束の間。『ジャスティス・リーグ』(2017)のスナイダー・カット公開は「夢物語」という報告が聞こえてきた。
内部事情に詳しいとされる人物が米Varietyに語った所によると、ファンが渇望するスナイダー・カットの公開は「夢物語」で「ありえるはずがない」のだという。
スナイダー・カットとは、『ジャスティス・リーグ』撮影中に降板したザック監督が本来意図したとされるバージョンのこと。『ジャスティス・リーグ』はその後『アベンジャーズ』ジョス・ウェドン監督がメガホンを引き継ぎ、一部作風をガラリと変えて完成した。スナイダー版を期待していた多くのファンからは、「ザック・スナイダーが当初構想していたバージョンを観せて欲しい」との声があがっていた。
ワーナー・ブラザースから得られた回答として米The Hollywood Reporterが先に報告していた所によれば、スナイダー・カットを(存在すると仮定して)近いうちに公開する予定はないということだった。この度のレポートは残念ながら前情報を裏付けるものであり、やはりスナイダー・カットを公開するという計画は現在のところ存在しないと記されている。
スナイダー・カットをめぐっては、『ジャスティス・リーグ』米公開から2周年となった2019年11月17日、出演者らがスナイダー・カット公開を求めるハッシュタグ「#ReleaseTheSnyderCut」を相次いでツイート、一時的にTwitterのトレンド入りを果たすまでの盛り上がりを見せていた。『アクアマン』ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世や『スーサイド・スクワッド』(2016)デヴィッド・エアー監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックスのデイヴ・バウティスタもこれに加勢し、機運が高まっていたものだ。
しかし、もしスナイダー・カットの存在が事実無根なのだとしたら、アクアマン/アーサー・カリー役のジェイソン・モモアが「観た」と言っていたのは何だったのだろう。真相は今後も、マザーボックスのごとく封印されたままなのだろうか。
▼#ReleaseTheSnyderCut
Source:Variety