『ジャスティス・リーグ』スナイダー・カット、ロビンの死巡る「イースター・エッグ」あり

DC映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で示唆されたバットマンのサイドキック(相棒)、ロビン/ディック・グレイソン殺害の真相の断片が、“スナイダー・カット”こと「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」で明かされるかもしれない。ザック・スナイダー監督が本作におけるロビンの「イースター・エッグ」の登場を認めた。
『バットマンvsスーパーマン』では、バットマン/ブルース・ウェインがバットケイブに保管したロビンのコスチュームを黙視するシーンが描かれた。全体的に黒ずんだそのコスチュームからは、過去にロビンがジョーカーに殺害されていたことが示唆されており、後にスナイダー監督が、殺されたのは“初代ロビン”ディック・グレイソンと再度認めていた。その際、ディック死亡の背景が「『ジャスティス・リーグ』(スナイダー・カット)にヒントあり」とスナイダー監督が発言していたのだ。
こうした中、米YouTubeチャンネルTheFilmJunkeeに登場したスナイダー監督は、“スナイダーカット”にヒントがあるというロビンの死の真相について「詳しくは言えない」としながらも、「『ジャスティス・リーグ』では、ロビンに関するセリフ…というかロビンのイースター・エッグがあります」と明かした。
スナイダー監督の「ヒントあり」発言が行われたのは、2020年6月中旬。それ以降、“スナイダー・カット”に関する新規情報が続々と明かされている。とりわけロビン関連で言えば、殺した張本人とされるジョーカーがジャレッド・レトの再演で登場することが10月下旬に判明しているのだ。“イースター・エッグ”というからには、ロビンの死の全容が解明されることはなさそうだが、少なくともレト演じるジョーカーの言動には注視しておきたいところだろう。
なおスナイダー監督は、DC映画ユニバースではほとんど触れられてこなかったロビンの、今後のユニバースでの登場の計画についても言及。「あるでしょうね」と前向きな姿勢を見せながら、「『ジャスティス・リーグ』ユニバースで、バットマンとロビンの物語を描く方法としては…」と、その仮の構想を下に述べている。
「彼(バットマン)が酒を飲んで(ロビンの死を)思い出す。それで私たちは何が起こったのかを見るという感じでしょうか。ロビンがバットマンにとってどういう存在だったのかを理解し、ジョーカーとロビンが一緒にいた時の状況を目の当たりにするんですよ。」
「ザック・スナイダーズ・ジャスティス・リーグ(原題:Zack Snyder’s Justice League)」は2021年にHBO Maxにて米国配信予定。各話1時間の全4話構成。米国のみならず世界各国でのリリースも計画されている。
Source: TheFilmJunkee