『ジャスティス・リーグ』コミックにも登場、スーパーマンの●●姿が撮影されていた ─ 撮影監督が明かす削除シーンとは

この記事には、映画『ジャスティス・リーグ』(2017)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のネタバレが含まれています。
本編にこそ登場しなかったものの、映画『ジャスティス・リーグ』(2017)で、黒いスーツ姿のスーパーマンは確かに撮影されていたようだ。同作の撮影監督ファビアン・ワグナー氏が、米Inverseのメールインタビューにて明かした。
スーパーマンの黒スーツ姿、撮影されていた
以前からファンの間では、「スーパーマンは黒スーツで復活するか否か」問題が広く取り沙汰されていた。
そもそも1993年刊行のコミック「The Death of Superman」でスーパーマンはドゥームズデイに殺されるものの、黒いスーツに身を包み、胸にシルバーの「S」を付けた姿で蘇っている。映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)においても、スーパーマンはコミック同様ドゥームズデイによって命を落としているため、もしや黒スーツ姿で復活するのではないかと予想されていたのだ。
またスーパーマン役を演じたヘンリー・カヴィルも、自身のInstagramに黒スーツと思われるような意味深な写真を投稿したため、「黒スーツ姿で復活する」というファンの予想はいっそう深まっていたのである。
結局のところ、『ジャスティス・リーグ』本編において黒スーツ姿のスーパーマンが登場することはなかった。しかも劇場公開後、VFXスタッフを名乗る人物が「黒いスーツを登場させる計画はなかった」とオンライン上で主張したのである。
しかしワグナー氏はインタビューで、スーパーマンの黒スーツ姿は撮影されていたものの、本編ではカットされてしまったことを明かしている。「すごくクールなコスチュームなんですが、出来上がった本編ではその衣装を目にすることはなかったんです」。
ワグナー氏によれば、黒スーツを纏ったスーパーマン以外にもカットされたシーンは複数あるという。
例えば『ジャスティス・リーグ』の米国版最終予告編で、アルフレッドがバットモービルの手入れをしながら何者かに向かって語り掛けるシーンだ。「あの人たちは、あなたが来るだろうって言っていましたよ。まだ遅くないといいですね(They said you’d come. Let’s hope you’re not too late.)」。ここでアルフレッドが話している相手はスーパーマンではないかと予想されていたが、ワーナー氏はその真相に口を噤んでいるものの、いつか絶対ファンもその真実を知ることになると回答した。
「いくつか観てみたいシーンはありましたが、カットされちゃったんですよね」とワーグナー氏が語るシーンの数々、もしかして今後製作される『フラッシュポイント(原題:Flashpoint)』や『バットガール(仮題)』などに流用されることはあるのだろうか? DC映画ユニバースの世界はまだまだ広がりそうだ。
(文:まだい)
Sourve: https://www.inverse.com/article/39092-justice-league-superman-black-suit-deleted-scenes
https://movieweb.com/justice-league-movie-superman-black-suit-deleted-scenes/
https://screenrant.com/justice-league-never-included-black-superman-suit/
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