『ジョン・ウィック4』撮影、ワンちゃんふれあいタイムがあった ─ 監督「ふれあいも仕事のうちだ」

キアヌ・リーブス主演の人気アクションシリーズ最新作『ジョン・ウィック:チャプター4(原題)』でスタントマンたちは、激しいアクションシーンに挑むほか、ワンちゃんとのふれあいタイムをこなすという仕事も課せられいたようだ。監督のチャド・スタエルスキが米Colliderにて明かしている。
『ジョン・ウィック』シリーズといえば、犬が登場することでお馴染み。そもそもの物語は、引退した殺し屋のジョン・ウィックが、亡き妻の形見である愛犬を殺された復讐劇が起点となっている。ジョン・ウィックは毎作相棒の犬を連れており、その絆も見所となる。
新作となる『チャプター4』でも過去作同様に犬が登場するかと尋ねられたスタエルスキ監督は、「これまでとは違ったタイプの犬が登場する」とし、その描写は「前作までの学びを活かしつつ、今作ではもう少し上を目指した」と、ワンちゃん演出パワーアップを予告。撮影に参加した犬は雌犬が3匹、雄犬が2匹で、シーンにあわせて登場させたという。
本作ではこれまでに比べてスケールが大きな物語であるため、新たなスタントチームも参加しているという。そこで製作陣は5ヶ月間かけて、キャストやスタントマンたちを犬と過ごさせ、親睦を深めさせた。
「犬は友達です。友達とは仲良くならないと。だから、犬たちには目一杯遊んでもらって、安心感と信頼感を築いてもらったんです。人間と同じですよ。それぞれのスタントマンたちと一緒に時間を過ごしてもらったんです。
そこで、1時間ずつのローテーションで、メインのスタントチームの10人から1人ずつ、犬とふれあってもらいました。ふれあいも仕事のうちです。一緒に遊んで、犬にタックルされたり、フリスビーで遊んだりするんです。そうやって犬のお友達に慣れてから、作業を初めていくわけです。5ヶ月ちょっとのことでしたけどね。」

『ジョン・ウィック』シリーズではシリーズを追うごとに犬の活躍もよりハードなものになっており、前作『パラベラム』ではバトルフィールドを駆け回り、敵に飛びかかってカブリつくアクションを披露した。『チャプター4』 のティザー映像でも、犬が男の股間に食らいつく様子が確認できる。その獰猛なアクションを可能にしたのは、1時間交代のワンちゃん触れ合いタイムなのである。
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Source:Collider