『ジョン・ウィック5』進行中、スタジオ会長が認める

キアヌ・リーブス主演の人気アクション『ジョン・ウィック』シリーズ第5作が正式に企画中であることがわかった。米配給ライオンズゲートのジョー・ドレイク会長が第4四半期決算説明会で述べたとして、米The Hollywood Reporterが伝えた。
同シリーズは第4作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』が2023年3月に米公開。全世界累計でおよそ4億3,000万ドルの興収をあげ、シリーズ最高額を更新した。スピンオフ作品『バレリーナ(原題)』「ザ・コンチネンタル(原題)」も進行中。人気を受けて、『ジョン・ウィック』ユニバースは拡大を目指している。
5作目の構想はチャド・スタエルスキ監督によってかねてより伝えられていたが、スタジオ側からも認められた格好。ドレイク氏は「『バレリーナ』は初のスピンオフ作で、来年(2024年)に公開されます。現在は3作が進行中で、そこに第5作と、まもなく放映のTVドラマ『ザ・コンチネンタル』があります」と述べ、第5作目企画の存在を公認のものとした。これまでのシリーズ通りの「規則的な流れ」を見ることができる内容になるという。
このシリーズで監督のチャド・スタエルスキと主演のキアヌ・リーブスは、お気に入りの国である日本が決まってプロモーションの最終地となることから、最後に帝国ホテルのバーでウイスキーを飲みながら次作の構想を練るのがお決まりとなっている。第4作の『コンセクエンス』は9月22日日本公開なので、今回も2人の来日が実現すれば、その際に5作目のアイデアが交換されるのかもしれない。
進行中のスピンオフ『バレリーナ』は、新たにアナ・デ・アルマスを主演に迎える作品。『ジョン・ウィック パラベラム』(2019)に登場したバレリーナが探求される物語で、2024年6月7日に米公開される。
初のドラマシリーズ「ザ・コンチネンタル」は、映画に登場したコンチネンタル・ホテル支配人のウィンストン・スコットの若き日を描く。9月に米Peacockにて配信予定だ。日本でのリリース予定についてはまだ明らかになっていない。
ちなみに『ジョン・ウィック』映画5作目は、もともと『コンセクエンス』と同時撮影を行う予定があったが、過酷な撮影にキャストやスタッフが疲弊してしまうため諦めた経緯がある。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は2023年9月22日、日本公開予定。
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Source:The Hollywood Reporter